disclosure2020
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ごあいさつ 組合員並びに地域の皆様には、平素よりJA尾道市各事業に対しまして格別のご支援ご協力を賜り衷心より厚くお礼申し上げます。 平成から令和へと時代は移り変わり、その元号には多くの人々が集い心通じ合わせる素晴らしい時代でありますようにと、心込められた令和元年度を振り返りますと、日本各地で猛威を振るった自然災害や、全世界を震撼させた新型コロナウイルスの脅威など、私たちが望んだ平穏無事な生活とは裏腹に、多くの人々が危機意識を持ち、連携協力しあって暮らしていくことを強く求められる日々でありました。 特に新型コロナウイルスの影響は、全世界の経済成長を著しく減速させるものであり、この命を懸けたコロナとの闘いはリーマンショック以上の悪影響として、今後も引き続き懸念されるところです。 さらに日本経済は、様々な世界貿易協定の発効により大きな市場開放を迎え、関税が下がり海外製品が安く手に入る反面、競争力のない農家や企業にとってかなりの打撃となり、その影響も多大なものとなりつつあります。 そのような中、昨年度JA尾道市は、全国農業協同組合中央会からJA綱領に基づいた取り組みが優秀であると高く評価され、特別優良表彰を受賞いたしました。このことは、組合員や地域の皆様のご理解とご協力の賜物であると同時に、諸先輩方や現役職員の並々ならぬ努力の成果と深く敬意と感謝を表します。 また、第6次産業の取り組みとして「はっさくゼリー」の拡販に特に力を注ぎ、念願の販売個数400万個を突破出来ましたのも、ご愛顧いただきました皆様をはじめ、販売にご尽力いただきました関係各位のご協力のおかげと深く感謝申し上げますとともに、今年度は新商品の「はっさくシャーベット」の販売にも力を注ぎたいと考えております。 次に自己改革の取り組みでは、昨年に引き続き役職員による組合員の皆様との徹底した話し合いを実践し、意見や要望を把握したうえで事業運営に反映させることや、支店協同活動の充実など、組合員や地域の方々と膝を交える機会を設けてまいりますので、引き続き様々なご意見を賜りたいと存じます。 そして県内各JAの将来を大きく左右する県域統合JA合併構想が現在論議されておりますが、JA尾道市としては組合員の皆様の声を最大限尊重し、地域と農業の将来像を描くとともに、これからも自主自立の協同組合として自ら掲げた創造的自己改革を引き続き進め、総合事業を通じた農業振興とくらしの支援機能の発揮を通じて、皆様の営農と地域社会の活性化を図ってまいります。 令和2年6月 尾道市農業協同組合 代表理事組合長 丹下 和博 ー1ー

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