disclosure2023
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ごあいさつ 約3年にもわたり全世界の人々を震撼させた新型コロナウイルス感染症は、ワクチンの普及や人々の感染予防への意識の高まりなどにより感染者は減少を辿り、かつての日常が戻りつつあります。 丹下 和博 ー 1 ー組合員並びに地域の皆様には、平素よりJA尾道市の各事業に対しまして格別のご支援ご協力を賜り、衷心より厚くお礼申し上げます。 しかし農業を取り巻く環境は、ロシアのウクライナ侵攻に伴う地政学的リスクによる生活物資や農業資材価格の高騰を始め、地球温暖化に伴う自然災害の激甚化等の影響を受け、農業経営はこれまでにないほど逼迫した状況となっております。 このような中、JA尾道市は農業者所得の増大と食料自給率の向上、更には国産農畜産物の消費拡大をめざし、産直市「ええじゃん尾道」においては大きく売り上げを伸ばし、令和4年度12億7千万円の売上高を達成いたしました。 また、JA尾道市の看板商品となった「因島のはっさくゼリー・シャーベット」は年間個数521万個余りを供給することが出来ました。 このことはご愛顧いただきました皆様をはじめ、販売にご尽力いただきました関係各位のご協力の賜物と深く感謝を申し上げます。 今後も、さらなる高みを目指すとともに、持続可能な農業と食の供給に力を注いでまいりたいと考えております。 令和4年度の事業報告といたしましては、事業利益は目標を上回る2億8千万円を計上することができました。また、自己資本比率につきましては16.56%と引き続き経営の健全性が確保できております。 次に広島県におけるJA合併構想は一定規模で実施された結果、令和5年4月から県下5JAにて再出発をしております。 当JAといたしましては、当面は独自の道を選択したJAとして組織の健全性を追求しつつ、きめ細かいサービスの提供に努め、組合員や地域の皆様とともに歩み続けてまいります。 今後もJA尾道市は農業振興と地域の活性化に取り組むとともに、役職員と組合員の皆様が一体となった総合力で地域に愛され必要とされるJAを目指してまいりますので、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 令和5年6月 尾道市農業協同組合 代表理事組合長

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