JAおのみち2月号291
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7【営農相談】農業に関することなら専門的なことから家庭菜園まで、お気軽にご相談ください。JAは、新たに農業を始められる方も支援しています。(営農販売部)☎0848-20-2811 (御調営農センター)☎0848-76-2242 (向島営農センター)☎0848-44-2106 峯松さんは20歳で就農して以来、38年のキャリアを持つ熟練のキャベツ生産者です。これまで新品種に挑戦したり、最適な畝や定植の幅を自分なりに見つけるなど試行錯誤を重ね、因島におけるキャベツ史の一翼を担ってこられました。畑は全部で50アールほど。訪れた畑は12アールの造成地で、昨年からダムの水が引けるようになったことを機に、初めてキャベツを植えたそうです。「ここは石が多い造成地。粘土質のところもあるので、根が酸欠状態にならないよう、有機堆肥を入れて土づくりを行いました。」と峯松さん。また、キャベツは駆除より防除が大切で、害虫や病気の種類が多く、それぞれのタイミングを計るのが難しいのだそう。〝葉が巻くまで〟と〝巻き始め〟、これらの時期は特に注意を払っているそうです。キャベツが巻き始めるのは10月から。真ん丸よりも少し扁平な形で、1.3〜1.5kgのL玉が市場で好まれます。もし収穫せずに冬を越すと、4月に脇芽が出て、5月には玉のてっぺんから茎が伸びてきます。菜の花に似た黄色の小花がそよ風に揺られるさまは、穏やかな春を感じさせます。因島のキャベツ栽培は40年以上の歴史を持ち、冬の代表的な作物となっています。先輩から後輩へと技術のバトンは受け継がれ、その積み重ねは当地区の素晴らしい財産です。近年は主体の品種「湖月」に加え、「彩ひかり」や「冬みどり」など新品種にもチャレンジしています。因島営農センター藤井 弘文 主任今年はキャベツが頑張ったから特に甘くて美味!連載その59産地を 因島では昔から人気の高い〝湖月〟という品種が栽培され、現在出荷の7割を占めていますが、数年前から本格的に導入されたのが新品種の〝冬みどり〟です。キャベツの作付けが初めてとなったこの畑に峯松さんが選んだのは、将来を見据えた〝冬みどり〟。この品種は理想的な扁平形で、サラダなどの生食でも美味しいそうです。「今年は巻きが遅かったけれど、葉の出来は良かったので3月まで出荷が続きそう。(気温も)冷えたから、甘みがよく乗っとるよ!」。今回の畑での栽培は初挑戦だったにもかかわらず、良作だった善因を尋ねると「キャベツが頑張ったから、それに応えただけです。〝水が欲しい〟〝防除して欲しい〟というキャベツの声が聞こえてくるんです。」との金言。キャベツは重量ものなので体力面で大変ですが、「広島はお好み焼きの本場なので、それを支えとる自負を持って頑張りたい。」と、お好み焼きファンを自認する峯松さんならではの決意を語っていただきました。世羅町尾道市今月の産地【因島重井のキャベツ】注意しているのは防除の時機。早めの対策がコツ

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