JAおのみち1月号362
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いしじみかん出荷開始因島でブロッコリーの産地化を目指す特選品「因島いしじ因島スマイル」出荷開始 JA尾道市は12月4日(月)から因島柑橘集出荷センターで特選品みかん「いしじ因島スマイル」の出荷を開始しました。今年は雨が多く糖度が上がりにくい状況でしたが、11月中旬の査定時は平均糖度13.2度と上々の出来となりました。同JA因島柑橘部会では従来のいしじに付加価値を付けることで生産者の所得増大を目的に平成26年度からプロジェクトを結成して出荷しています。いしじ因島スマイルは樹ごとに糖度、酸、食味を徹底管理し、JA職員が検査して基準値を満たした樹のみ出荷しています。今年度は生産者10人の圃場478本の樹を査定し、467本が基準値をクリアしました。 生産者は査定合格樹それぞれ別々にコンテナに収穫し同集出荷センターに出荷。食味を査定しているため光センサーは使用せずに検査員が手作業で等階級に仕分け、5㎏、3㎏段ボールに箱詰めして京都の市場へ出荷します。今年度は約5.5tを出荷しました。 因島営農センターの岡野職員は「プロジェクトメンバーの栽培技術も向上し、特選品として出荷できる面積も増えてきています。今後も取り組みを強化し、生産者を増やして農家所得の向上を目指し、JAとして全面的にバックアップしていきたいです。」と話していました。 JA尾道市は12月12日(火)、三原市糸崎町の備後みかん選果場でいしじみかんの出荷を開始しました。秋の雨続きの影響を受けてやや大玉傾向となっていますが、糖度は平均11度以上で高いものは15度にもなり、上々の出来となっています。 同選果場では、持ち込まれたいしじを検査員が色や形、傷や病害虫被害の有無などをチェックし、等階級ごとに仕分けします。この日は約4tの出荷で、1月の初旬までに数回に分けて、合計約15tを県内や大阪市場などに出荷しました。 営農販売課の高田営農指導員は「いしじは実がしっかり詰まっていて、食味も甘さが非常に濃厚。デザートはもちろん、贈答品としてもぜひ活用していただければ。」と話していました。 JA尾道市因島管内では、ブロッコリーの産地化に取り組んでいます。 因島では、栽培面積はあまり大きくはなかったものの、ブロッコリーは古くから栽培されてきました。 生産者は収穫したブロッコリーを、因島営農センター重井集出荷場に持ち込みます。今年度産地化を目指す新たな取り組みとして、生産者の労力軽減のため、集荷場の従業員が箱詰めなどの出荷調整作業を担うこととしました。また、安定的な生産者手取り確保のため、全農ひろしまの買い取り方式によるイオンを中心とした量販店への契約的販売を軸としています。 メインの出荷時期は1~2月を想定しており、厳寒期に安定して収穫ができる品種を選定するため、約30aの圃場で3つの新たな品種(アーサー、ウインタードーム、クリア)の試験栽培をしています。 因島営農センターの濵田営農指導員は、「今年度の実績をもとに、来年度は生産者の増加と作付面積の拡大を推進します。」と話していました。箱詰めされるいしじ因島スマイル因島で栽培されたブロッコリーコンベアを流れるいしじみかん12【はっさくゼリーセンター】はっさく発祥の地、因島のはっさく一房がまるごと入った  さっぱりとした味わいのゼリーご注文は「はっさくゼリーセンター」へ 0120-839041

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