JAおのみち1月号362
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農業塾閉講式修了後は地域農業の担い手に JA尾道市が農業の基本的な知識や技術の習得を目的として行う農業塾第19期生の閉講式が12月21日(木)、東尾道経済事業本部で行われました。1年間のカリキュラムを終えた野菜園芸コース・果樹園芸コースの塾生24人が修了証書を手にしました。 式では塾長を務める上野組合長が「修了生の皆さまには、これからも地域農業の担い手として活躍していただくため、営農指導などを通して支援してまいりますので、何でもご相談ください。」と修了生に激励の言葉を送りました。 野菜園芸コースを修了した村上大作さん(40歳)は「本格的に就農するにあたって、産地や農産物のPR、新たな担い手育成など、取り組んでみたい項目がたくさんあります。行政や地域の方たちと協力しながら、地域農業の発展に貢献していきたい。」と代表挨拶されました。 閉講式終了後はJA広島中央会営農支援センターの大田俊彦さんが「楽しむ農業」と題して記念講演を行い、自身の農業計画も交えながら農業を楽しむためのコツや考え方などについて話されました。来年も生産量増を目指して 桃部会出荷反省会 JA尾道市桃部会は11月28日(火)、福山市のホテルで出荷反省会を開催し、生産者、市場関係者、JA役職員合わせて約30人が出席しました。29年産は春先の低温を受けて各品種の出荷開始は軒並み前年より少し遅くなりましたが、以後は天候も安定し、生産者の的確な管理作業も実り、出荷量は前年対比約115%、販売単価は前年対比約105%と、昨年を上回る販売実績となりました。 開会で大前章部会長は「尾道産の桃のブランドを守るため、これからも生産者、JA、市場が一致団結して取り組んでいきたい。」と挨拶されました。JA広島果実連や市場関係者は今年度の販売動向や市場情勢について説明し、「尾道産の桃は贈答需要などには欠かせない商材です。今後は悪天候に負けない全天候型の栽培体系を確立していただければ。」との声がありました。 協議事項では営農販売課の松浦技師が今年産の生育経過と今後の管理作業、新田営農指導員が販売総評を説明し、今年から始めた加工品用桃の取扱い強化や、品種の集約、品種間の端境期や贈答需要期に向けた品種の検討などを行っていくことを確認しました。農指導員が販売総評を説明しました。販売目標を達成 ぶどう部会出荷反省会 JA尾道市ぶどう部会は12月7日(木)、福山市のホテルで出荷反省会を開催し、生産者、市場関係者、JA役職員合わせて約40人が出席しました。同部会の基幹品種のうち、デラウェア、ピオーネ、ニューベリーAの出荷数量は28年度実績をやや下回ったものの、シャインマスカットは前年度対比116%と好調で、販売金額は目標の1億4,000万円を達成しました。 金藤祐治部会長は「全国のぶどうが異常気象の影響を大きく受ける中、尾道産は比較的順調に出荷でき、販売目標を達成できました。その中でも課題を洗い出して、次年度の栽培に活かしていきましょう。」と挨拶されました。 JA広島果実連や市場関係者らは今年度の販売動向や市場情勢について説明し、「全国で消費者人気の高いシャインマスカットへの切り替えが進み、今後は産地間競争の激化が予想され、産地の差別化が重要になります。シャインマスカットの栽培体系の確立を推進する一方で、デラウェア、ピオーネなどの出荷数量の維持・拡大もお願いしたい。」との声がありました。 協議事項では営農販売課の三浦技師が29年産の栽培概況と今後の生産対策、営農販売課の高田営反省会で挨拶する金藤部会長閉講式では記念撮影も行いました反省会で挨拶する大前部会長13【福祉事業より】元気な組合員の皆様から、介護を必要とする皆様を対象に「福祉」と「健康」を核とした生活支援に取り組んでいます。まずは、「なごみ」までご相談ください。 ☎0848-56-0522
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