JAおのみち3月号364
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寺岡 孝浩 さん(41歳)「広島わけぎ」尾道市は全国一の生産量を誇る産地。砂地と潮風、温暖な気候が育てる、甘くて柔らかい広島わけぎは市場でも人気です。関西地方ではわけぎが株分けしながらどんどん増えていくことから、子孫繁栄の縁起物といわれ、ひな祭りの頃には需要が増えるそうです。そんな寺岡さんを支えてくれたのが島の大先輩の方々でした。「新しいお父さん、お母さんができましたね(笑)聞けば何でも教えてくれますし、道具も貸してくれます。本当に可愛がってもらって、感謝の気持ちでいっぱいです。」と笑顔。さらに寺岡さんを助けてくれるのは、島の人ばかりではありません。お店時代のお客さんも草取りや収穫、畑の整地などを手伝いに来てくれるそうです。きっとそれも明るくて前向きな寺岡さんの人柄ゆえのことでしょうね。楽しいところに人は集まる「農業を身近な存在に」 この1年を振り返り、「1人じゃ何もできません。周りの皆さんの助けのおかげです。」と感謝の言葉を重ねる寺岡さん。自分が今、楽しんでいる農業を知ってもらいたいと、昨年はお隣の「お父さん」のハウスで、「トマト狩り&バーベキュー」を企画。なんと約60人もの人が集まったそうです。「自分が農業を楽しみながらやることで、農業の周りに人が集まってくれるといいな。やりたいことはたくさんありますが、まずはわけぎをしっかり作って、それから仲間の輪も広げていきたいですね。」と未来に大きな夢を描きます。尾道市世羅町AGREADERこだわりの作業場ではお母さんが調整作業を手伝いますひとつの球根が株分けしながら増えていきます【組合員のみなさまへ】組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。今月の産地3
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