JAおのみち7月号368
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いちじく●新梢管理 枝が密生して樹冠内部が混みすぎていると、葉による傷果、日照不足による着色不良果が増えます。園内を見回り、枝が混みすぎている所は思い切って枝抜きを行いましょう。●灌水 いちじくは夏季の水管理によって、果実の肥大に大きく影響します。梅雨明け後は、高温乾燥が続き、ヤケ熟果の原因にもなりますので、晴天が続くようであれば灌水を行いましょう。●収穫 いよいよ収穫が始まります。果実温度の低い早朝に収穫しましょう。収穫する際は、果実を傷つけないようにていねいに採収しましょう。か き●摘果 奇形果・変形果・病害虫被害果・小玉果を摘果してください。●水分管理 柿は乾燥に弱いので、乾燥させないように定期的に灌水を行い、果実肥大を図ってください。中国地方の梅雨明けの平年値は7月21日です。梅雨明け後は高温、乾燥に注意しましょう。家庭菜園担当兼永 朋恵乾きによる根張りの悪さを防ぎ、肥料の効き目も高めてくれます。 また、6~7月の梅雨と台風、9月の長雨の時期には土壌中の水分調整(マルチのみ)、土跳ね防止にもなります。 敷きワラの場合、梅雨時期は薄く、梅雨明け後は厚く敷くことがポイントになります。 乾燥しやすい傾斜地では溝にも敷きワラを行い、乾燥防止に努めましょう。●夏野菜の後期管理 これからの管理を怠らず、できの良い野菜を収穫しましょう。①果菜類の整枝・誘引を行い、下葉を取り除き過繁茂になっている部分の間引きをするなど風通しをよくしましょう。②灌水は夕方行いましょう。 苗の時期に比べ大きく成長した野菜は水の吸収量も格段に上がっています。しっかり灌水しましょう。③常に野菜に目配りし病害虫の発生初期には防除を行いましょう。特に梅雨明け後の乾燥期には、うどんこ病・ハダニ・アブラムシなどの発生が多いので早期発見・防除に努めましょう。●ニンジンの種まき 夏まきニンジンは、肥大適温が18~21℃となるため平均気温がその肥大時期(播種後50日、本葉7枚程度)になるように播種を行います。 種まきは梅雨があけた7月中旬~下旬ごろが適期となりますが、発芽と生育初 7月の中旬までは雨降りが続く季節です。野菜は旺盛に成長しますが、日照不足で徒長したり、病気や害虫の発生も多くなりがちです。余計なわき芽は早めにかき取り、支柱に誘引するなどの手入れを怠らないようにしましょう。 梅雨の終盤には強い雨に注意が必要です。梅雨が明けると一転して高温、乾燥の厳しい環境に変化します。野菜ができるだけストレスを受けないように、敷きワラなどの暑さ対策が有効です。 トマトやキュウリなど春夏野菜は収穫のピークを迎えます。肥料切れを起こす前の追肥は忘れないようにしましょう。ブロッコリーやニンジンのタネまきは今月か、来月初めまでに行い、畑の土作りも今やっておくとよいでしょう。【敷きワラ・マルチ被覆】 敷きワラとマルチは病害防除としてだけでなく、株元の乾燥を防ぐ効果もあり、乾いていたら、播く前に溝全体にたっぷりと灌水する種子間隔は2㎝、覆土はごく薄く2~3mmぐらい。期にとっては難しい時期となります。 種子は一昼夜浸水した後、ガーゼで包み、2~3割程度が発芽したらまき時です。 まき溝は鍬幅くらいに、底面が平らになるようていねいに作り、乾いていたらジョウロで溝全面にたっぷり灌水してから種を播きます。 覆土は種子がやっと見えなくなるぐらい、ごく薄くかけます。 その後、数回間引きをし、最終的に本葉が6~8枚の頃には株間を12位に整えてください。11【ふれあいセンター】まごころ込めて心に残る葬儀をお手伝いさせていただきます。葬儀、搬送車のご用命は0120-560948(24時間受付) 「やすらぎ会館東尾道」(☎0848-46-1150)「やすらぎ会館みつぎ」(☎0848-77-0848)「やすらぎ会館せら」(☎0847-25-0025)

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