JAおのみち8月号369
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野菜の種をまいたり、定植をする際は、水管理など、ていねいな作業を心がけましょう。家庭菜園担当兼永 朋恵どは、乾燥により発生が多くなる傾向にある害虫です。発生動向に十分注意しましょう。●高温対策・灌水は、生育状況などを十分考慮し、早朝・夕方に実施しましょう。施設内の灌水は湿度が高くなりやすいため通風するなどして湿度を下げるようにしましょう。・園芸施設においては、妻面・側面を解放するとともに、作物に応じて遮光資材などを使用し施設内の温度上昇を抑制しましょう。・こまめな除草を行うとともに、側枝及び下葉を除去し、風通しをよくしましょう。・育苗はコンテナなどでかさ上げして、風通しを良くするよう努めましょう。●播種前の根菜類・夕立ちなどを利用して播種できるように、播種準備を早めにしておきましょう。・播種は鎮圧し、切り藁などを多く施し、乾燥及び日焼け防止に努めましょう。●夏秋果菜類・できるだけ厚めの敷きわらを行い灌水可能な所は灌水を行いましょう。・草勢が低下しないよう液肥で追肥を行い、早めの摘果を行うなど、植物体の負担を軽くしましょう。・トマトは高温・乾燥で、尻ぐされ病が発生しやすくなります。乾燥防止に努め、発生した場合は塩化カルシウムな 連日残暑が続いていますが熱中症には十分注意し、農作業にあたりましょう。【これから播種・定植する野菜】(種まき 育苗含む) キャベツ、レタス、カブ、大根、ニンジン、キヌサヤエンドウ、ブロッコリー(定植) バレイショ、わけぎ、ラッキョ、に●注意する病害虫 シンクイムシ類、カイガラムシ類、ハモグリガ、さび病【秋季剪定】 秋季剪定は、2次伸長の発生が少なくなる9月中旬が適期です。葉が繁っている時期だと樹冠内部の日照を確認しやすいので、枝の整理を行いましょう。 日当たりが悪い所は枝が枯れ込み、結果枝が無くなってしまいます。 樹全体の枝へまんべんなく日光が当たるように秋季剪定を行いましょう。 乾燥が続く場合は灌水を行いましょう。な し 今月の上旬から9月にかけて出荷しんにく、ブロッコリー●干ばつ対策 土壌の保水力を高め、根を深く張らせるために、深耕、有機物の投入に努めましょう。 また、敷きわら、マルチなどにより土壌中の水分の蒸発防止に努めましょう。また、ハダニ類やアブラムシ類なます。果皮色だけでなく地色も確認して収穫を行ってください。【灌水】・なしの後期果実肥大は灌水次第です。・収穫前の果実肥大期には、乾燥しないように、しっかり灌水を行ってください。【病害虫防除】・黒星病に注意し防除を行ってください。晴天が続くようであれば、ダニやアブラムシの発生に注意が必要です。収穫前に黒星病とハダニ類を発生させないために、ていねいにしっかりと防除を行ってください。どの葉面散布を行いましょう。【秋植え野菜の栽培】●育苗中の葉菜類・降雨を見計らって、畝づくり、マルチ被覆の準備を早めに行いましょう。・レタスは、高温期の播種(定植)は抽だいのおそれがあるので適期に播種(定植)を行いましょう。・セルトレイ育苗を行う場合、均一な灌水、底面給水などを行い良苗生産に努めましょう。・定植後や生育期間中はかんがい施設などを利用し、こまめに灌水を行いましょう。【苗作りのポイント】●水管理が成功の決め手! 高温時には特に乾燥に注意しましょう。・播種する前に十分土を湿らせましょう。・発芽するまでは新聞紙をかけ、土を乾かさないよう灌水し、発芽したらすぐに新聞をとりましょう。(この時期が1番徒長しやすくなります。)・発芽後は毎朝1回、高温時は、朝・昼2回など、水やりの調整をしましょう。(育苗中の培土内の水分が蒸発・吸収しきれずお湯になり、根を傷める場合もあるので注意してください。)・植え付けの4~5日前から水を控えめにし、硬化させましょう。10【住宅ローンセンター】住宅ローンをはじめリフォームローンなど、各種ローンについてお気軽にご相談ください。☎0848-23-3323(月曜日から金曜日の9:00~17:15)

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