JAおのみち8月号369
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桃「赤宝」の出荷開始桃の出荷は7月に最盛期へ向東、向島ならではのいちじく「ザ・キング」 JA尾道市桃部会では、7月に入ってハウス桃に加えて露地桃が出始め、早生品種から中生品種へと出荷が切り替わりました。「日川白鳳」につづいて増えてきているのは「赤宝」で、果皮は鮮やかな赤色をしています。肉質はち密で果肉は白く、着色が進むと紅色が入ります。糖度は13度にもなり果汁も多く、食味の良い桃です。そのほかにも「あかつき」や「川中島白桃」など、様々な種の桃が出荷されました。 JA尾道市向東選果場で6月20日(水)、夏果用いちじく「ザ・キング」の出荷が始まりました。極早生品種のザ・キングは、同JAいちじく部会では尾道市向東町と向島町で栽培されています。今年度は3月の生育時期に高気温で推移したため、出荷開始は去年より3日早くなりました。病害虫被害はほとんどなく、仕上がりは非常に良好です。 選果場に出荷されたザ・キングは、JA職員が着色具合や感触を確かめながら1果ずつ検査します。7月中旬まで、約 6月下旬には市場担当者が同部会の大前章部会長の圃場を訪れ、桃の栽培状況などを確認する産地研修を行いました。大前部会長は「圃場における摘果作業、枝葉を調整して樹への日当たりの確保など、徹底した管理を行ってきたことで、非常に高品質で、甘い桃ができています。」と話されていました。 また、同部会では6月下旬に早生品種の、7月中旬には中生、晩生品種の目合わせ会を行い、営2tを県内出荷しました。 ザ・キングは他の品種と違い、熟成しても果皮が赤紫色にならず、見た目での食べごろの判断が難しいですが、深緑色から黄緑色に変わり、尻部分がわずかに裂け、もちもちした手触りになると頃合いだとされています。向東支店でいちじくを担当する野田職員は「ザ・キングは、出荷量はあまり多くありませんが、この地域ならではの農産物の1つです。多くの消費者にこのいちじくを知ってほしいです。」と話していました。農販売課の新田営農指導員が、参加した生産者に大きさ、形、傷・病害虫・鳥獣などの被害具合に対する各等階級への出荷基準などを説明しました。 新田指導員は「桃の出荷基準を生産者1人ひとりが守ることで、出荷した桃の全体の品質が向上し、桃の販売単価も上がっていくことにつながります。尾道産桃のブランドを守るとともに、生産者手取りの増大に繋がるようにしたいです。」と話していました。赤宝を収穫する大前部会長産地研修で桃の出来具合を説明する大前部会長(写真提供:JA広島果実連)桃の出荷基準を説明する新田指導員選果場に出荷されたザ・キング11【ふれあいセンター】まごころ込めて心に残る葬儀をお手伝いさせていただきます。葬儀、搬送車のご用命は0120-560948(24時間受付) 「やすらぎ会館東尾道」(☎0848-46-1150)「やすらぎ会館みつぎ」(☎0848-77-0848)「やすらぎ会館せら」(☎0847-25-0025)

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