JAおのみち8月号369
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【組合員のみなさまへ】組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。井上 雅範 さん(67歳)「幸水なし」果肉がやわらかく、瑞々しさが魅力の幸水。糖度が高く、そのシャリッとした食感も人気です。広島ではなしと言えば世羅が有名ですが、原田地区のなしも世羅に負けず美味しいと好評。ぜひ食べ比べてみてください。少し小さいとのことですが、なしにとって大敵であるダニと黒星病が今のところ出ていないのが救い。「去年は黒星病が多かったので、部会でもそれを踏まえて、農薬の種類や時期を変えてみた。指導員さんが各機関と連携して、最善の策を提案してくれたおかげです。」と笑顔を見せます。毎年1年生の気持ちで未知の世界に挑み続ける 「毎年同じことをするんじゃなく、変えていかんとダメ。」と農業に向き合う井上さん。先ほどの農薬もそうですが、剪定や肥料など、肥培管理に細心の注意を払いつつ、もっといいやり方はないかと試行錯誤しています。「農業は分からないことが多いのが面白い。毎年1年生(笑)自然と闘い、未知の世界に挑み続ける面白さ、そして毎年やっただけ成果が出る喜び。自分で考えて変えてみて、いい結果が出た時はうれしい。」 中学生の頃から農業を手伝い、今は「雨降りの日は田んぼ、それ以外はなしに来る。」と笑う井上さんにとって、農業はやりがいであり生きがい。「体の動く限りは作り続けたい。」と言葉に力を込めます。尾道市世羅町AGREADERこだわりの昭和58年にお父さんが植えたというなしの樹。なしの樹齢は長く、100年を超えるものもあるそう。幸水は8月上旬から出荷が始まります。原田地区のなしは「味がいい」と評判も上々です。今月の産地3

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