JAおのみち8月号369
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見られる場合は早急に防除しましょう。●褐色腐敗病 本年度、大雨により浸水や泥が流れこんだ園地では秋口の発生に注意しましょう。発生時は『アリエッティ水和剤』で防除しましょう。【中晩柑類の初秋肥施用】 果実肥大促進のため、中晩柑類は初秋肥を施用します。基準量(『BBひろしまフルーツ元気200』の場合10aで6袋)を守って施用しましょう。また、新肥料の『中晩柑一発358』を使用する場合は特に施肥量・施肥時期・平坦地での使用を厳守しましょう。みかんは施用しません。【台風対策】 苗木や高接の支柱への結束を実施するとともに次の対策を実施しましょう。●かいよう病防除 レモン、ネーブル、はるみなどかいよう病に罹病しやすい品種は、台風襲来前に『コサイド3000』と『クレフノン』を混用散布しましょう。台風襲来前に散布できなかった場合は通過後散布しましょう。●海水浸水対策 海水が浸水した場合、石灰質資材を混和し多量の水を投入し除塩しましょう。石灰質資材は硫酸カルシウムの効果が高いです。●塩が葉に付着した場合 6時間以内に10a当り2t以上の水で洗い流してください。【収穫】 収穫は果実温度の低い早朝に行い、適熟果の収穫を心がけ、商品として責任の持てる果実を出荷しましょう。出荷始めには栽培管理表を提出し、確認を受けてから出荷を始めてください。品質的にばらつきがなく、味や着色が良い高品質果実を生産し、消費者から信頼される産地を目指しましょう。特に、降雨が無く乾燥する場合には、乾燥による果粒軟化や取り遅れによる過熟果に注意しましょう。【病害虫防除】 高温で多湿な条件が続くと病害が発生しやすくなってきますので、防除は早め早めに行ってください。ぶどう【収穫が終了した園】・貯蔵養分を蓄えるために、葉を健全に保ちましょう。・収穫終了後すぐに、速効性の肥料を施用し、灌水を行って、樹勢の回復を図ってください(『硝酸入り化成肥料S604』を15/10a)。・灌水は、収穫終了後も定期的に行ってください。【これから収穫を行う園】・裂果対策は万全ですか?排水溝の整備や樹冠下のマルチングなどを行ってください。・着色期から収穫期にかけても、水分は必要ですので、定期的に灌水を行ってください。 出荷始めには、担当者から熟度、酸抜け、食味などについて、アドバイスを受けてください。 収穫の終わったハウスは、ダニやカイガラムシを発生させないためにも防除を行ってください。いちじく 収穫最盛期に入ります。果実温度の低い早朝に収穫しましょう。収穫する際は、果実を傷つけないようていねいに採収しましょう。●病害虫防除 園内に腐敗果を放置しておきますと、病害虫の感染源となります。こまめに園内を見回り、腐敗果は必ず園外に持ち出し処分しましょう。【灌水】 先月同様に、晴天が続き乾燥する場合は、適宜灌水を行いましょう。も も 収穫終了後、すぐにハモグリガ、ダニ類の防除を行ってください。これから収穫が始まる果実は、適切な収穫作業を、収穫が終了した園地では、樹を弱らせない管理を行っていきましょう。落葉果樹担当新田 知悟ハモグリガ商品名9月上旬広島フルーツ元気866110㎏BBひろしまフルーツ元気200120㎏中晩柑一発358120㎏施肥基準9【農産物直売所 ええじゃん尾道 尾道店・向島店】地域の“旬”と“うまい”をお届けします。尾道店☎0848-55-9048午前9時から午後6時まで営業 向島店☎0848-20-6008午前9時から午後4時まで営業

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