JAおのみち10月号371
3/20
【組合員のみなさまへ】組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。「ヘイワード」尾道で作っているのは果肉が緑色の「ヘイワード」という品種。果肉が詰まっていて、酸味と甘味のバランスがいいのが特長です。ビタミンCが豊富で、様々な栄養素を含んでいます。に取り組みます。キウイは、例えば授粉も花が咲いたら3日以内にしないと実太りが悪くなるなど、「どの作業もやる時期が決まっていて融通がきかない」のが難しいと半田さん。また針金を張って棚を作ったり、樹の支えになる柱を3mおきに設置したりと、何かと手が掛かるのもキウイ栽培の特徴とか。 今年は酷暑が続きましたが、それでも出来は「まあまあ良い。」と笑顔を見せる半田さんです。剪定の講習会を通じて身に付けた技術を伝える これまでの経験から、「葉っぱと実の量のバランスを見て、適切な量を残す」摘果の重要性を知る半田さん。また剪定にしても「1m四方に何本の枝を残すか」という目安を部会で教えてもらい、栽培に生かしてきたといいます。 昨今、定年してキウイ栽培を始める人もおり、「剪定の講習をしてほしい。」との声も増えてきました。半田さんも、「来年は部会で剪定講習をして、いろいろなことを伝えていきたい。」と意欲的です。 最近では体にいい果物として人気も高いキウイ。「年を取ると面積を広げるのは難しいが、少しでもいいキウイを作り続けたい。」と半田さんは前を向きます。尾道市世羅町AGREADERこだわりのキウイの実を太らせるのは水分。夏はほぼ毎日灌水するそうです。1m四方に何本の枝を残すか、1本の枝に何個実を成らすか。目安はあるそうですが「なかなか計算通りにはならん。」と半田さんはいいます。今月の産地向島キウイフルーツ部会 部会長半田 卓也 さん(76歳)3
元のページ
../index.html#3