ええJAんおのみち12月号373
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担当延葊 大祐お米を適切に保存し、水加減などに気を付けながら炊いて、毎日美味しいご飯を食べましょう。水 稲 丹精こめて作ったお米をおいしく食べるためには、保存と炊飯の2つが重要な課題となります。【保存方法について】 お米は、常に呼吸をしていますが、その呼吸によりお米の脂質が酸化(老化)してしまいます。したがってその呼吸を抑制することが、お米の鮮度を保つポイントとなります。 お米の鮮度が落ちると、米粒が粉を吹いたような状態になります(お米が酸化〔老化〕している状態)。手で触った時に、粉のようなものがついたら、酸化が進んでいますので、お米の味が落ち始めています。 保管は比較的、湿度の低い涼しい場所が理想です。キッチンであれば、冷蔵庫で密閉容器に入れて冷蔵するのがベストな保存方法といえます。ただし、冷蔵庫などの15℃以下の環境で保管した場合、取り出した際に、お米が結露する場合がありますので注意が必要です。 米びつに入れておく場合は、空になった容器の内部のヌカなどをきれいに拭き取り、しっかり乾燥させてから、新しいお米を入れるようにしましょう。 常温保管では、冬場で2ヶ月、夏場で1ヶ月が目安です。精米してから長期間の保管は避けましょう。【炊飯方法について】 家庭用電気炊飯器で美味しくご飯を炊く方法をご紹介します。 最新の炊飯器では、お米の品種によってベストな水加減を選んだり、炊き上がり具合を調整できる機種もあります。 個人の好みにもよりますが、お米の性質・特性を生かし、炊飯器の能力を最大限に利用して、最良の状態で炊き上げるための、5つのポイントです。 毎日食べるお米だからこそ、毎日おいしく味わっていただきたい。12月December今月の栽培ポイントお天気平年と同様に晴れの日が多いでしょう。「今日もご飯おいしいね。」その一言で、みなさんの食卓が笑顔に包まれるとともに、今日の安らぎと、明日への活力が生まれる食卓の真ん中に、JA尾道市管内で生産されたお米があれば幸いです。8【JAミックス・ベジタブル】FMおのみち79.4MHzにて、毎週金曜日午前10時半からJA尾道市管内の旬な情報をお届けしています。
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