ええJAんおのみち1月号374
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 因島営農センターの岡野職員は「プロジェクトメンバーの栽培技術も向上し、特選品として出荷できる面積も増えてきています。今後も取り組みを強化し、生産者を増やして農家所得の向上を目指し、JAとして全面的にバックアップしていきたいです。」と話していました。特選品「因島スマイルいしじ」を出荷お正月の飾りに串柿を出荷 JA尾道市は11月27日(火)から、因島柑橘集出荷センターで特選品みかん「因島スマイルいしじ」の出荷を開始しました。昨年は9月に雨が続き、糖度不足を懸念していましたが、10月以降は晴天が続いたため、11月中旬の査定時は平均糖度13.0度と上々の仕上がりとなりました。因島スマイルいしじは樹ごとに糖度、酸、食味を徹底管理し、JA職員が検査して基準値を満たした樹のみ出荷しています。今年度は生産者10人の圃場527本の樹を査定し、502本が基準値をクリアしました。 生産者は査定合格樹それぞれ別々にコンテナに収穫し同集出荷センターに出荷。食味を査定しているため光センサーは使用せずに検査員が手作業で等階級に仕分け、5、3段ボールに箱詰めして京都の市場へ出荷します。12月中旬までに約7tを出荷しました。来年度はギフト商材としての出荷も予定しており、さらに販路拡大が期待されています。 JA尾道市柿部会は12月20日(木)、串柿を出荷しました。串柿づくりは尾道市御調町を中心に、木ノ庄町、原田町など北部地域で行われています。例年柿を吊るし始める11月上中旬にかけて好天だったことから、今年は仕上がりも良好です。 干し柿ができると、生産者が串に10個ずつ、「外はニコニコ、中(仲)むつまじく」の語呂合わせで、串の外寄りに2個ずつ、中心側に6個刺していきます。50串入りで品種や規格ごとに段ボールに詰めてJA御調営農センター選果場に持ち込み、選果場ではJA職員や同部会役員が乾燥具合や、柿の表面への白い粉(柿の糖分)の浮き上がり具合などを検査しながら、等階級ごとに分けます。合計で段ボール約130ケース(6,500串)を県内や四国市場などに出荷しました。 同センターの谷尻営農指導員は「縁起物として、串柿をお正月に飾っていただいて、1年を健やかに過ごしていただければ。」と話していました。箱詰めされる因島スマイルいしじ圃場前で記念写真を撮りました出荷された串柿北海道の農業関係者が因島のキヌサヤを視察 北海道のJA新函館職員や農業行政職員など5人が12月11日(火)、JA尾道市因島管内で栽培されているキヌサヤエンドウの視察に訪れました。北海道では、JA新函館管内で約40年前から、水稲転作事業の一環として、サヤエンドウの栽培に取り組んでいます。その中で、夏場が収穫時期となる現状では収穫量が伸びないことと、霜が降りるとサヤエンドウは収穫できなくなることから、他産地の状況を知り、参考にしようと、視察に訪れたとのことでした。 5人は因島営農センター重井集出荷場やJAキヌサヤエンドウ部会の村上優さんの圃場を訪れ、栽培管理や出荷状況について質問していました。視察者からの質問に答える村上さん(左)14【自動車共済契約をされている皆さまへ】万一、事故に遭われたときは下記までご連絡ください。JA尾道市の最寄りの本店・支店・出張所または、JA共済事故受付センター 0120-258931(365日24時間受付)

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