ええJAんおのみち1月号374
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特集 JAグループ広島はこれまで、組合員を対象とした総合事業を展開することにより、正組合員である農業者の営農とくらしを支えるとともに、准組合員である地域住民の生活に必要とされる質の高いサービスの提供を実現し、農業振興、地域振興、農業・農村の多面的機能発揮などに重要な役割を発揮してきました。 一方で、わが国全体として人口減少や超高齢社会化は進み、農業生産基盤も急速に脆弱化しています。特に地域の農業や社会が急速に姿を変え、地域社会・経済の疲弊とともに人と人とのつながりの組織であるJAの組織基盤が弱体化するなど、取り巻く環境は厳しさを増しています 。 そうしたなかJAグループは3つの危機に直面しています。 1つ目は、協同組合の危機です。組合員からみて「JAは選択すべき地域の一企業」、職員からみて「組合員は不特定多数の顧客」という意識と関係性が強まりつつあります。 2つ目は、農業・農村の危機です。高齢化や深刻な担い手不足などにより、農村は深刻な過疎化に直面しています。 3つ目は、組織・事業・経営の危機です。JAの経営基盤が弱体化しており、事業の取扱高は総じて減少傾向にあります。 このため、JAグループ広島は、現在取り組んでいる組合員との徹底した話合いなどの活動を一層深化させ、自己改革の取り組みを組合員と共有化する運動を展開します。そして、組合員の意志を十分に反映した協同の力の結集を図り、組合員平成30年12月17日(月)、JAビル広島で第28回JA広島県大会が開催され、JA役職員ら約400人が出席しました。「組合員とともに自己改革で未来を創る」を主題として、組合員との『徹底した話合いの実践』を通して、”食と農と地域“に貢献するJAになっていくことを全員で決議しました。JA広島県大会第28回 議事では、JA広島中央会の坂本和博専務が決議事項についての説明を行いました。時代や価値観が大きく変わってきている昨今、人と人とのつながりを基本とする農業協同組広島県農業協同組合中央会 会長 籾田 清6(因島営農センター)☎0845-22-2252  (世羅営農センター)☎0847-22-1173(甲山営農センター)☎0847-25-5035  (世羅西営農センター)☎0847-37-7100

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