ええJAんおのみち1月号374
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担当延葊 大祐昨年のお米づくりにおける課題などを振り返り、今年の米づくりに活かしていきましょう。水 稲 平成31年を迎え、今年の米づくりに向け、作付け計画を立てる時期となりました。30年産で発見した課題をクリアし、良質・良食味米を栽培するため、土づくりなどの準備をされていると思います。 今回は12月末時点での30年産米の集荷実績および検査等級などをお伝えいたします。米検査時にお渡ししております「検査格付結果通知票」などを参考にしていただき、対策に役立ててください。【作柄概況】 30年産の全国の作況指数は98となり、全国平均では「やや不良」となりました。広島県における、作況指数は101で「平年並み」となっております。広島県南部の10a当り収量は529、北部が523という結果になりました。 6月中旬の低温による全もみ数(穂数×1穂もみ数)は減少したものの、登熟に関しては、8月の高温・多照と全もみ数減少の補償作用によって「やや良」となっております。【JA尾道市30年産米出荷比率】 JA尾道市へ出荷された米は全銘柄(飼料用米を除く)で約3,615t。品種別に見てみると全出荷量のうち約52%は「コシヒカリ」が占め、次いで、多収性品種の「あきさかり」、早生品種の「こいもみじ」となっています。【30年産米等級比率】 水稲うるち玄米の検査等級比率を見てみましょう。全国平均は1等82・2%、2等15・3%、3等1.6%という水準の中、広島県では、1等82・5%、2等15・3%、3等1.9%という結果でした。 JA尾道市の検査等級比率は、以下のような結果となりました。1月January今月の栽培ポイントお天気平年と同様に晴れの日が多いでしょう。 等級比率を見てみると、JA尾道市の1等米比率は高くなっております。 刈取り時期の低温による登熟不良に起因する未熟粒などの発生やカメムシ類などによる着色粒の発生、早生品種における高温障害、7月豪雨による土砂の流入などの被害がある中で、90%を超える1等米比率を維持できたのは、みなさんの日々の管理の成果が表れた部分であると考えられます。コシヒカリあきさかりこいもみじあきろまん中生新千本恋の予感その他52%24%17%3%1%1%2%30年産米等級比率(JA尾道市)30年産水稲うるち玄米等級比率(JA尾道市)1等2等3等90.5%8.9%0.6%担当後藤 崇利柑橘の収穫、管理はていねいに行うことをこころがけ、その後は園地整理も行っていきましょう。柑 橘 本年度は暖冬の予報となっていますが、気象予報に注意し、越冬果実の寒波被害を防止しましょう。 しらぬひや清見ではクラッキング(ヘタ周辺のひび割れ)が早くから発生すると思われますので注意しましょう。9【農産物直売所 ええじゃん尾道 尾道店・向島店】地域の“旬”と“うまい”をお届けします。尾道店☎0848-55-9048午前9時から午後6時まで営業 向島店☎0848-20-6008午前9時から午後4時まで営業
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