ええJAんおのみち6月号379
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【組合員のみなさまへ】組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。同じ田んぼで「2年3作」人気のもち麦も栽培 「農事組合法人さわやか田打」では、同じ田んぼで2年に渡り、稲→麦→大豆を栽培する「2年3作」に取り組んでいます。今まさに収穫を迎えようとしている麦畑は12ヘクタール。「今年は天候に恵まれて、最高の出来と言われています。」と笑うのは代表理事組合長の岡田以いとく得さんです。 麦は水はけのよい土地を好むため、「10月の種をまく時期にいかに田んぼを乾燥させるかが大事です。機械で溝を掘って排水を促し、表土から2〜3cmくらいをしっかり乾かすのがポイント。」と話す岡田さん。種をまく時期も重要です。「早くまきすぎると早く大きくなって、冬場に霜がつくことがあります。反対に遅くまくと寒くて芽が出なくなる。そのあたりはいつもJAの指導を受けながらやっています。」 現在は六条大麦の「さやかぜ」と、もち麦の「キラリモチ」を栽培。3年前から栽培している「キラリモチ」は、テレビでも体にいいと話題のもち麦で、道の駅や直売所でも人気が高く、今年は作付け面積を増やしたそうです。岡田さんも「今後は販路を広げるなど、売るための努力もしていきたい。」と意欲的です。今年で法人設立20年30代の若手も活躍中 現在、常勤で勤務しているのは、岡田さんと30代の若手が2名。今年で10年目の坂口宙ひろしさん(33歳)は、「トラクターに乗ったり、機械を触ったりすることが好き。年々できるようになることが増えていくのもうれしい。この10年で農作業のやり方など、毎年何かを改善し続けることの大切さを学んだ気がします。」と笑顔。3年目の大西光年さん(35歳)も「機械や乗り物が好きなので楽しいし、やりがいもあります。」と仕事に手ごたえを感じているようでした。 今年で法人設立から20年。岡田さんは、「農業をより魅力あるものにして、これから10年20年残っていく法人にしていきたい。」と力強く話してくれました。麦は水はけがよくないとうまく育ちません。そのため溝を掘って水をはかせ、畑の表土を乾燥させます。麦畑は12ヘクタール。黄金色に輝く美しい麦畑は圧巻です。平成11年の設立から今年で20年を迎えるさわやか田打。同じ田んぼで2年に渡り、稲→麦→大豆を栽培する「2年3作」に取り組んでいます。収穫した作物で作った、ポン菓子や杵つき餅、きな粉、味噌などの加工品も人気です。AGREADERこだわりの「農事組合法人さわやか田打」3

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