ええJAんおのみち8月号381
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【共通管理】●収穫 収穫は果実温度の低い早朝に行い、適熟果の収穫を心がけ、商品として責任の持てる果実を出荷しましょう。出荷始めには栽培管理表を提出し、確認を受けてから出荷を始めてください。品質的にばらつきがなく、味や着色が良い高品質果実を生産し、消費者から信頼される産地を目指しましょう。特に、降雨が無く乾燥する場合には、乾燥による果粒軟化や取り遅れによる過熟果に注意しましょう。●病害虫防除 高温で多湿な条件が続くと病害が発生しやすくなってきますので、防除は早め早めに行ってください。ぶどう【収穫が終了した園】・貯蔵養分を蓄えるために、葉を健全に保ちましょう。・収穫終了後すぐに、速効性の肥料を施用し、灌水を行って、樹勢の回復をはかってください。(S604を15/10a)・灌水は、収穫終了後も定期的に行ってください。【これから収穫を行う園】・裂果対策は万全ですか?排水溝の整備や樹冠下のマルチング等を行ってください。・着色期から収穫期にかけても、水分は必要ですので、定期的に灌水を行ってください。 出荷始めには、担当者から熟度、酸抜け、食味などについて、アドバイスを受けてください。 収穫の終わったハウスは、ダニやカイガラムシを発生させないためにも防除を行ってください。いちじく 収穫最盛期に入ります。果実温度の低い早朝に収穫しましょう。収穫する際は、果実を傷つけないように丁寧に採収しましょう。●病害虫防除 園内に腐敗果を放置しておきますと、病害虫の感染源となります。こまめに園内を見回り、腐敗果は必ず園外に持ち出し処分しましょう。●灌水 先月同様に、晴天が続き乾燥する場合は、適宜灌水を行いましょうも も 収穫終了後、すぐにハモグリガ、ダニ類の防除を行ってください。●注意する病害虫 シンクイムシ類、カイガラムシ類、ハモグリガ、さび病【秋季せん定】 秋季せん定は、2次伸長の発生が少なくなる9月中旬が適期です。葉が繁っている時期だと樹冠内部の日照を確認しやすいので、枝の整理を行いましょう。 日当たりが悪い所は枝が枯れ込み、結果枝が無くなってしまいます。 樹全体の枝へまんべんなく日光が当たるように秋季剪定を行いましょう。 乾燥が続く場合は灌水を行いましょう。な し 今月の上旬から九月にかけて出荷します。果皮色だけでなく地色も確認して収穫を行ってください。【灌水】・なしの後期果実肥大は灌水次第です。・収穫前の果実肥大期には、乾燥しないように、しっかり灌水を行ってください。【病害虫防除】・黒星病に注意し防除を行ってください。晴天が続くようであれば、ダニやアブラムシの発生に注意が必要です。収穫前に黒星病とハダニ類を発生させないために、ていねいにたっぷりと防除を行ってください。【中晩柑類の初秋肥施用】 果実肥大促進のため、中晩柑類は9月上旬に初秋肥を施用します。基準量(元気200の場合10aで6袋)を守って施用しましょう。また、新肥料の中晩柑一発358を使用場合は施肥量・施肥時期・平坦地での使用を厳守しましょう。【台風対策】 苗木や高接の支柱への結束を実施するとともに次の対策を実施しましょう。●かいよう病防除 レモン、ネーブル、はるみなどかいよう病に罹病しやすい品種は、台風襲来前にコサイド3000とクレフノンを混用散布しましょう。台風襲来前に散布出来なかった場合は通過後散布しましょう。●海水浸水対策 海水が浸水した場合、石灰質資材を混和し多量の水を投入し除塩しましょう。石灰質資材は硫酸カルシウムの効果が高いです。●塩が葉に付着した場合 6時間以内に10a当たり2トン以上の水で洗い流してください。落葉果樹商品名9月上旬広島フルーツ元気866110㎏BBひろしまフルーツ元気200120㎏中晩柑一発358120㎏施肥基準8【JAミックス・ベジタブル】FMおのみち79.4MHzにて、毎週金曜日午前10時半からJA尾道市管内の旬な情報をお届けしています。

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