ええJAんおのみち9月号382
6/20
現在、北部地域では、早生品種の刈取りを迎えております。 10月に入ると南部地域の中生・晩生品種を中心に刈取りの最盛期を迎えます。 刈取作業では安全に効率良く作業を進めましょう。【ウンカ注意報】 広島県中南部に、8月9日付でトビイロウンカの注意報が発表されています。被害が多発した平成25年に次いで多い発生となっています。 県中南部の中生品種圃場では、要防除水準(株あたり5頭以上)を超える圃場が確認され、今後、坪枯れなどの被害の発生が予想されます。坪枯れが発生し、被害面積が拡大すると、大規模な減収と 10月はみかんの着色期に入ります。果実の着色には気温が大きく関係しています。品種により着色スイッチが入る温度が違い、極早生では最低気温20度、早生では18度が一つの目安となります。着色の早い年は果実肥大が早く停止します。今後の気象予報をみながら作業計画を組み立てましょう。【中晩柑類・みかんの仕上げ摘果】 売れる等階級に仕上げるため仕上げ摘果を徹底しましょう。小玉果・傷果中心に摘果します。 本年度のみかんは8月頃、果皮が荒く糖度も低かったため摘果を遅らせた園地なる恐れがあります。 飛来後第3世代幼虫発生盛期は9月中旬~10月上旬と予測されており、管内の南部地域の中生品種については、圃場の調査を行い、発生が多い場合は、トレボン粉剤DL(4㎏/10a)またはスタークル豆つぶ(250g/10a)で、防除を行ってください。 トビイロウンカは第2世代以降、短翅型となり、飛来した圃場付近に定住します。基本的に株元付近に生息しますので、粉剤や液剤で防除を行う場合は、薬剤が株元に届くよう散布してください。 なお、収穫時期に近い防除となる為、使用する農薬の使用基準(使用時期・使用回数等)を必ず確認してください。 【元年産米の振り返り】 米づくりも刈取りから乾燥調整へと終盤を迎え、収量や品質の結果でこの一年の栽培を振り返る時期となりました。 今年は、4~5月にかけての少雨により、田植え作業に支障が出た圃場や、雑草が多発した圃場など、水不足による作付初期の水管理に苦慮された方がおられたかと思います。このような状況において、十分な収量・品質が確保できたのか、また、各生育段階で適切な栽培管理ができたかを振り返り、今後の課題を見つけ出すことは、とても重要なポイントです。 収穫した玄米をチェックし、本年度の栽培の反省と、来年度に向けての対策を見つけ出すことが、水稲を安定栽培するための、新たな第一歩となります。9月September今月の栽培ポイント 詳しくはお近くの営農センターへ お問い合わせください。・東尾道営農センター ☎0848-56-1231・尾道北営農センター ☎0848-29-9611・御調営農センター ☎0848-76-2242・向島営農センター ☎0848-44-2106・因島営農センター ☎0845-22-2252・世羅営農センター ☎0847-22-1173・甲山営農センター ☎0847-25-5035・世羅西営農センター ☎0847-37-7100水 稲柑 橘トビイロウンカ長翅型成虫坪枯れ被害短翅型雌成虫6(因島営農センター)☎0845-22-2252 (世羅営農センター)☎0847-22-1173(甲山営農センター)☎0847-25-5035 (世羅西営農センター)☎0847-37-7100
元のページ
../index.html#6