ええJAんおのみち9月号382
8/20

【共通管理】●樹勢回復 収穫が終了した園では樹勢の回復のために、速効性の肥料を施用し、灌水を行ってください。 貯蔵養分の確保が、次年度の収量に大きく影響します。そのためには葉を健全に保つ必要がありますので、収穫終了後すぐに病害虫防除を行いましょう。●土壌改良 完熟堆肥を積極的に投入し、地力ある樹園地にしましょう。ぶどう【病害虫防除】 病気や害虫の発生に注意しながら、樹を健全に保ってください。 べと病・ハダニ類・トラカミキリに注意してください。【基肥の施用】 10月中には施用し、施用後は十分に灌水を行いましょう。いちじく 収穫・選別作業も終盤に入ります。 気温の低下とともに、小玉果や未熟果、 秋の気配を感じる時期になりましたが、まだまだ厳しい残暑や、台風などに注意しながら秋冬野菜を栽培しましょう。【キャベツの栽培】 冬取り栽培の場合、9月下旬~10月上旬に苗を定植します。着色不良果が増え、果実品質も低下してきます。 収穫終了後は、樹に残った果実は病害虫の発生原因となりますので、すべてもぎ取り処分しましょう。【密植園の間伐】 葉のあるうちに、園地の混み具合をみて密植になっていたら冬期に間伐しましょう。 密植園では、収穫・防除等の作業性が大変悪く、また日照不足により、果実品質の低下および病害虫の発生を招きます。密植だからといって樹を切りつめようとすると、せん定が強くなりすぎてしまい、枝が徒長して熟期の遅れや着色不良果等を助長するおそれがあります。 なお、イチジクは樹幹拡大が早いため、植え付け時から十分に植栽間隔をとっておきましょう。も も【堆肥の投入】 堆肥を投入していない園地では堆肥を施用しましょう。 毎年の土づくりが高品質果実生産につながります。 落葉期が近づいています。この時期は樹●畑の準備 堆肥と石灰を施した圃場に、1㎡当たり150~200gの元肥を施します。●定植 栽植密度は収穫時の球の大きさで異なります。小球の場合は畝幅60㎝の一条、または100㎝の二条、株間は40㎝。相の確認ができます。 新梢が遅くまで伸びている場合は、施肥量を少なくすることや、せん定の量を少なくして、樹を落ち着かせます。 落葉もいっせいにすることが好ましいです。落葉開始期から終期まで長くかかる場合は、施肥量が多すぎるなど、遅くまで肥料が効いていることが考えられます。 また、早期に落葉するようだと、肥料が少ないと考えられますので、樹相を確認し、今後の施肥設計に反映します。 落ち葉や残果は、病害虫の越冬源になり、翌年の発生源となります。必ず園外へ持ち出し処分してください。な し【土壌管理】・灌水は土が乾燥しないように定期的に行いましょう。・収穫終了後、良質の堆肥を10a当たり2~4t施用してください。・礼肥は、早すぎると、遅伸びの原因となり、花芽の充実不良の要因になるので、10月の上旬に即効性の肥料(硝酸入り化成肥料S604)を、10a当たり20㎏施用してください。(一発肥料は必要ありません。)施用後は必ず灌水し、肥料を吸収しやすくしましょう。【病害虫防除】・貯蔵養分を蓄えるために、できるだけ長く、葉を樹につけておけるよう防除を徹底し、葉を大切にしましょう。落葉果樹家庭菜園8【JAミックス・ベジタブル】FMおのみち79.4MHzにて、毎週金曜日午前10時半からJA尾道市管内の旬な情報をお届けしています。

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る