ええJAんおのみち10月号383
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【JAカードを紛失されたら】直ちにご連絡ください。盗難、紛失専用ダイヤル 0120-159674(24時間受付、年中無休) 日本中の村々でも、豊作祝いが行われていました。そして、東北地方の農村では、次のような祝い唄が歌われていたのです。米がとれたらよオ米のおまんま食えるよオ富士の山ほどよオ生みそ添えてね〜 雪のように白い大盛りのご飯に生みそを添えて、好きなだけ食べるのは、秋一番の幸せであり、ごちそうでした。新米ご飯は、そのくらい魅力があったのです。 美味だからといって、満腹するまで食べたら、消化不良を起こしかねません。そこで役に立ったのが生みそ。 生みそにはアミノ酸化されたタンパク質が豊富な上に、酵母やこうじ菌、さらには生きた酵素がたっぷりですから、消化をスムーズにするのにも役に立ちました。炭水化物中心のご飯に不足しがちなタンパク質を供給する上でも、大豆を原料とするみそは重要なパートナーだったのです。 昔は、学校から帰ってくると、母親が生みそを付けた大きなおにぎりをよく作ってくれました。生みそおにぎりは消化が良いから、ぺろりと平らげてもすぐに空腹になったものです。 算数や国語、理科などで小さな頭をさんざん使い、校庭を走り回ったり、学校からの長い道を歩いて帰る途中でエネルギーを使い、体は疲れ切っているので、母親の生みそおにぎりはありがたかったものです。 みそおにぎりは、私たち日本人のソウルフード(魂の食)といっても過言ではありません。 米がとれたらよオ米のおまんま食えるよオー。みそおにぎりはソウルフード。5

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