ええJAんおのみち10月号383
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 ほとんどの圃場で刈取が終わり、収量や品質の結果でこの一年の栽培を振り返える時期となりました。 収穫した玄米などを再度見直し、原因と対策の分析を行う事が、次年度の米づくりの第一歩となります【圃場の細かな点検・修繕を】 本年度の栽培を振り返り圃場の細やかな点検や修繕に取り組めるのもこの農閑期です。 この秋から来年の春までに圃場の欠陥を点検修繕しておきましょう。 圃場の均平化に努めたり、漏水の激しい圃場では畦際などに資材を投入するなど、細かな点検や修繕をこの時期に必ずやっておきましょう。漏水を少なくし、水を均一に張ることで、除草剤の効果を十分に発揮させることができます。【米づくりはこの秋から】 来年度の稲作に悪影響が出ないよう、この秋からワラの分解を促進させるようにしましょう。・浮きワラが多くて苗が倒される・ジャンボ剤やフロアブル剤などの省力型の除草剤が効きにくく、逆に薬害が出やすくなる・ガスの発生が多くなる など、ワラの分解が進まないと、来年度の米づくりに悪影響を及ぼすので注意しましょう。 このような事態にならないよう、刈取りが終わったら、できるだけ早いうちに11月November今月の栽培ポイント 詳しくはお近くの営農センターへ お問い合わせください。・東尾道営農センター ☎0848-56-1231・尾道北営農センター ☎0848-29-9611・御調営農センター  ☎0848-76-2242・向島営農センター  ☎0848-44-2106・因島営農センター  ☎0845-22-2252・世羅営農センター  ☎0847-22-1173・甲山営農センター  ☎0847-25-5035・世羅西営農センター ☎0847-37-7100水 稲耕運するようにしましょう。地温が高いうちにワラを鋤き込んでしまえば、土の中に残っている肥料の影響等もあってワラの分解がスムーズに進みます。 また、ワラの分解を考えると耕運は最初から深く耕すのではなく、1回目よりは2回目というように徐々に深く耕すようにしましょう。 また、石灰窒素などのワラの分解を促進する資材を積極的に投入することで、分解がよりいっそう促進されます【雑草防除】 来年に向けて今から雑草対策を行いましょう。秋季防除は多年生雑草の根茎の形成量を減らす効果が高く、雑草防除の重要なポイントです。 薬剤による秋季防除として、少し時期は遅れますが、クログワイ、オモダカには10月上旬までに(20㎝程度に生育したとき)、マツバイ、セリに対しては11月上旬までにラウンドアップを散布しましょう。キシュウスズメノヒエ等にも効果的です。【土づくり資材を活用しましょう】 この時期に行う『土づくり』は、来年の米づくりに向けて、とても重要な作業です。  土の力(地力)を向上させることによって ・天候不順に影響されにくい生育 ・病害虫に対して抵抗性が高い生育 ・安定した収量や高い品質  が期待できます。 土づくり資材を積極的に活用して来年の〝米づくり〟の基盤作りに取り組みましょう。 土づくり資材は、水稲にとって大変重要なケイ酸や鉄、苦土を中心に取り揃えてあります。資材の選択や投入量は稲作暦を参考にするか、お近くの営農センターまたは支店の担当者にご相談ください。 土づくり資材を活用した土づくりに取組んでみましょう。秋起しをして有機物の腐熟を促進しましょう。6(因島営農センター)☎0845-22-2252  (世羅営農センター)☎0847-22-1173(甲山営農センター)☎0847-25-5035  (世羅西営農センター)☎0847-37-7100

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