ええJAんおのみち11月号384
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  近年では気象の変動が大きくなっており、高品質・良食味米を安定して生産することが難しくなってきています。異常気象に耐えるためにも、稲に必要な養分や水分を十分に供給できる土壌を目指して、積極的に「土づくり」を行いましょう。【土づくりの必要性】 「イネは土で作れ」といっても良いように、稲作にとってはならないものです。水稲の収量は地力に依存する割合が大きく、中でも土壌有機物の割合が大きくなっています。土の力(地力)を向上させることによって・天候不順に影響されにくい生育・病害虫に対して抵抗性が高い生育・安定した収量や高い品質 が期待できます。●こんな土は要注意!・作土が浅く、土が硬くなっている。・排水、透水性が悪い。・毎年収量が上がらない。収量が変動しやすい。・秋落ちを起こしやすい。 尾道南部地域において発生の多い「ごま葉枯病」は、地力の低下が原因の一つとされています。11月November今月の栽培ポイント 詳しくはお近くの営農センターへ お問い合わせください。・東尾道営農センター ☎0848-56-1231・尾道北営農センター ☎0848-29-9611・御調営農センター  ☎0848-76-2242・向島営農センター  ☎0848-44-2106・因島営農センター  ☎0845-22-2252・世羅営農センター  ☎0847-22-1173・甲山営農センター  ☎0847-25-5035・世羅西営農センター ☎0847-37-7100水 稲 地力の向上と共に、病害の発生した圃場では、稲わらの持ち出しを行い、来年度の発生を抑制しましょう。【土づくり対策】・トラクターの走行スピードを落とし深く耕す。・上層の富んだ土が下層に撹拌されるため、徐々に目標の深さ(18㎝)にする。 ロータリ耕起が中心の場合は作土が浅くなり、耕盤層(後期や機械踏圧によりできる過密な層)が厚く硬くなっている場合があります。・有機物を施用する。 有機物の少ない土は地力が低下し保肥力も弱くなるため、秋落ちしやすくなります。有機物が少なくなると圃場が硬くしまり、砕土も難しくなります。・土づくり資材を散布する。 肥料の3要素(窒素・リン酸・カリ)以外にも、植物が生育するためにはミネラル成分も大事な要素です。毎年圃場にはミネラル成分を補給していくようにしましょう。 また、イネは他の植物と違い、ケイ酸を選択的にたくさん吸収する植物です。高温障害や充実不足及び倒伏を防ぐ意味でもバランスよく資材の活用を行っていましょう。【農薬在庫の確認】 有効期限の切れた農薬を使用すると、十分な防除効果が得られなくなります。容器に記載された有効期限を確認し、適正に管理してください。 農薬や農業用資材等を廃棄する場合は、JAの農業用廃棄物回収をご利用ください。ごま葉枯病ケ イ 酸茎葉を堅くし、倒伏に強くする。根の活性を高め秋落ちを防止する。いもち病、ごま葉枯病の抵抗性が高くなる。高温障害を防ぎ、粒張りを良くする。石  灰根の発達に重要。土壌の酸度を中和する。苦  土葉緑素の成分。これを欠くと作物が黄色になる。鉄  分土壌の酸素欠乏による障害から根を守る。秋落ち田の改善効果がある。マンガン秋落ち防止の効果がある。特にごま葉枯れ病の軽減に役立つ。田んぼの断面図土づくり肥料成分の役割6(因島営農センター)☎0845-22-2252  (世羅営農センター)☎0847-22-1173(甲山営農センター)☎0847-25-5035  (世羅西営農センター)☎0847-37-7100

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