ええJAんおのみち11月号384
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 樹体内では、すでに花芽分化がスタートしています。ミカンの収穫が遅れると樹体への炭水化物の蓄積が少なくなり、次年度の着花が少なくなります。着色基準に達した果実は早目に収穫しましょう。 また、収穫後は光合成を促進させるため尿素の葉面散布を実施し、隔年結果防止に努めましょう。【みかんの収穫】 浮皮や過熟果の発生に注意し、着色の早い外成り果は早目に採取し、内成りを後から収穫する分割採収を徹底しましょう。また、2度切りを徹底し、軸長にならないよう注意しましょう。●いしじの収穫 いしじは紅がのりヘタが黄緑色になった時が収穫適期です。着色の早い園地ではヘタ周りのひび割れ(過熟果)が出る可能性があるので注意しましょう。収穫後の管理は各選果場の方針に従ってください。【温州みかん収穫後の尿素散布】 収穫後に尿素200~300倍の散布が隔年結果是正に効果的です。気温が8度を下回ると吸収が悪くなりますので暖かい日に散布しましょう。【中晩柑類の収穫・貯蔵のポイント】 中晩柑の収穫は完全着色果の収穫が基本となります。はるみは着色後、降雨を受けると過熟によるヒビ割れが果頂部中心に発生しますので、注意しましょう。 中晩柑類は防除を徹底し、正品率の高い果実をつくっても貯蔵管理で品質低下を起こしてしまうことがしばしばあります。 果実の取扱いは丁寧に行い、品種ごとの温度・湿度に注意しながら管理しましょう。●貯蔵時の共通管理・適正入庫量 1坪当たり800~1000。コンテナ使用時は七分詰めとし、コンテナの間隔を保ち通気します。・換気 果実の貯蔵適温と外気温が最も近い時に1日1回行います。・果実の点検 果実の取り扱いは丁寧に行い、腐敗果の点検をこまめに行います。●レモンの収穫 昨年度の寒波被害から回復した樹は、果実が多くなっています。着果が多い状態で寒さを受けると樹体被害がひどくなります。寒い園地では年内収穫率を高める必要があります。【防寒対策】 県東部では例年12月10日前後に初霜が降ります。なるべく11月下旬までに防寒を完了するようにしてください。防寒資材では3重袋の保温効果が一番高くなります。【病害虫防除】・ハダニの防除 中晩柑類は貯蔵中のハダニ被害を防ぐため、収穫前にハダニの防除を徹底しましょう。腐敗防止剤と混用できます。・中晩柑類のヘタ落ち防止 八朔・ネーブル・伊予柑などは貯蔵中のヘタ落ちを防止するためマデックEWを散布しましょう。※年間1回しか散布できません。・カイガラムシの防除 ヤノネカイガラムシやサンホーゼカイガラムシが増加傾向にあります。収穫後に95%マシン油を散布しましょう。【夏秋梢の処理】 次年度の春芽の発生を促すためとカイヨウ病防止目的で夏秋梢を処理します。強い枝は芽つぼの上で処理し、弱い枝は芽つぼの下で処理します。直立し樹形を乱す枝は基部から切除します。デコポン・はるみは次年度の結果母枝として夏芽を利用するので切らないでください。※複数出ている場合は先端を1本にします。【鳥獣害対策】 被害を受ける前に対策しましょう。●カラス 釣り糸を1m間隔でカラスが飛んでくる方向を中心に高さや位置をかえ設置します。色は透明もしくは黒が良いです。●ヒヨドリ 小太郎(ミシン糸巻きつけ機)を利用し地面から上下左右に糸掛けを行います。●イノシシ フェンスや電気作を設置します。設置の際は作物から1m以上はなして設置します。柵周辺のイノシシの隠れ家になりそうな雑草・雑木を伐採します。【苗木の管理】●ジベレリンの散布 翌年の花芽を減らし、新梢の発生を柑 橘軸が刺さって、腐った状態(水浸状なので選果ラインで見分けにくい)品種収穫時期貯蔵方法ネーブル完全着色を基本とし、退色する前に収穫する貯蔵温度 6~8℃貯蔵湿度 85%粘性果防止のため換気を徹底するはるみ12月下旬~ただし、霜が降りる前には収穫する※過熟によるヒビ割れに 注意する貯蔵温度 6~8℃貯蔵湿度 85%供腐りしやすいので腐敗果はこまめに点検するポンカン早生系…12月中旬貯蔵温度 5℃貯蔵湿度 85~90%普通八朔12月下旬~1月上旬ただし、寒さの心配のない園地は1月採収とする貯蔵温度 5~7℃貯蔵湿度 90%中晩柑類の収穫後の管理(予措と貯蔵)ヤノネカイガラムシ7【営農相談】農業に関することなら専門的なことから家庭菜園まで、お気軽にご相談ください。JAは、新たに農業を始められる方も支援しています。(東尾道営農センター)☎0848-56-1231 (尾道北営農センター)☎0848-29-9611 (御調営農センター)☎0848-76-2242 (向島営農センター)☎0848-44-2106

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