ええJAんおのみち7月号392
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【キャッシュカードを紛失されたら】直ちに下記までご連絡ください。(営業日につきましては発行された本店・支店・出張所窓口へ)(夜間18:00~21:00、土曜8:45~20:00、日祝日8:45~19:00 0120-577931) 柑 橘 7月から8月は特にサビダニが多発しやすい時期です。サビダニは被害が見え始めてからの薬剤散布では手遅れになる場合が多いので、発生が見られない場合も、予防的に薬剤を散布しましょう。【中晩柑類の仕上げ摘果】 本年度は訪花害虫の被害やしらぬひの変形果が多くなっています。荒もぎ摘果で見落とした果実や小玉果を中心に適正葉果比まで摘果します。仕上げ摘果が徹底出来ないと、収穫作業や家庭選別作業が大変になるので注意しましょう。仕上げ摘果時の留意事項①適正葉果比(表1)②肥大基準(表2)③病害虫被害の有無④しらぬひの扁平・変形果【中晩柑類の灌水・保水対策】 果実肥大促進目的で梅雨明け後は土壌を乾かさないよう早めに灌水しましょう。梅雨明け後、10日以上降雨が無い場合、10アール当たり20~30の灌水をしましょう。また、灌水施設のない園地では、ホース灌水の場合1樹40L以上、かん注機の場合1樹10箇所以上(計20L以上)実施しましょう。また、樹冠下にもみ殻を5~10被覆すると保水と防草を図ることができます。●しらぬひ しらぬひの減酸は8月から11月までほぼ一定量しか減酸しません。クエン酸ピークの8月の酸を下げることが、食味の良いしらぬひ生産につながります。●はるみ はるみも酸高になりやすい品種です。8月に土壌が乾燥すると酸高や翌春の着花が大幅に減少しますので灌水を徹底してください。●八朔 乾燥により、ホウ素の吸収が抑制されヤニ果が発生します。灌水を徹底しましょう。【みかんの品質向上】 糖度の高いみかんを生産するには満開後60日から100日の乾燥が重要です。中晩柑類と同じ水管理をすると味の悪いみかんが出来ますので注意してください。また、雨の多い場合は糖度上昇を目的に次の対策を実施してください。●フィガロン散布 満開後60~70日、80~90日にフィガロン乳剤3000倍とマグミーFE 600倍を混用散布してください。干ばつ時は散布しないでください。●タイベックマルチの被覆 梅雨明け前に被覆することにより食味の良い果実生産が可能となります。全面被覆することにより効果が高まります。【みかんの荒もぎ摘果】 摘果を遅らせると糖度の高いみかんが出来ますが2Sではお金になりません。果実肥大を見ながら摘果の早晩を決めてください。●小玉傾向の樹 7月下旬から内成り裾成りを中心に荒モギ摘果を開始してください。 ●肥大順調の樹 盆明けから摘果を開始してください。【病害虫防除 】 フロアブル剤は使用の際は良く振ってから計量してください。●サビダニ サビダニの被害を防止するには7月・8月・9月の薬剤散布が特に重要となります。防除暦に従い薬剤を丁寧に散布しましょう。(散布ムラを無くすのにスパウトノズルが有効です)7月はダニカット乳剤、8月はダニエモンフロアブルを使用してください。園内の果実が成っていない樹にもサビダニは寄生していますので防除が必要です。●ミカンハダニ サビダニ防除と同一薬剤での防除になります。●黒点病 散布間隔は累積降雨250もしくは散布後30日です。遅れないように散布しましょサビダニの初期被害果は茶色粉がふいたように見えます。サビダニ初期被害果[表-2]8月1日時点で収穫時に L以上になる果実横径品 種横径備考八 朔48mm甘 夏50mmネーブル40mmしらぬひ38mm(2L)は る み37mmは る か36mmレ モ ン34mm(年内M)[表-1] 適生葉果比品 種残す果実落とす果実その他落とす果実最終葉果比ネーブル5~6枚の総状有葉果の2番果傷果、小玉果、内成り、裾成り直花果、扁平果、へそ大果80~100八 朔5~8枚の単性有葉果直花果、腰高果80~100しらぬひ5枚以上の単性有葉果へそ大果、扁平果、遅れ花100は る み極端な腰高80清 見天成り80~100は る か天成り80~100適正着果量の八朔底し、乾きすぎには注意しましょう。・葉色の確認を行いましょう。幼穂形成期(出穂の25日前)の葉色を確認し、薄いようでしたら一発肥料を使用した圃場においても、追肥の要否判断を行ってください。 (追肥の量につきましてはお近くの支店・センターにおたずねください。)10
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