ええJAんおのみち7月号392
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家庭菜園 中国地方の梅雨明け例年だと7月21日ごろです。 夏の高温、乾燥には注意しましょう。 昨年度に引き続き、今年度も梅雨入りが非常に遅く、平年より20日遅れています。梅雨入り後は定期的な雨が期待できますが、晴れた日が続くようなら、灌水するなど、乾燥対策が必要です。 この時期は急激な降雨や日照りによって、環境の変化が大きく、作物にストレスを与えます。株元にもみ殻などを敷いてやると乾燥防止、地温上昇の抑制などの効果が期待できます。また病気の原因となる泥跳ねも軽減できます。【夏期の管理】 トマトやピーマンなどは夏野菜という分類から、暑さに強いイメージがありますが、実際の生育適温は概ね20~28℃となっています。近年の夏は気温が30℃を超えるのが当たり前で、夏野菜にとっても厳しい環境と言わざるを得ません。次に挙げる項目を参考にして、作物にとって少しでも快適な環境を整えて、夏を乗り越えさせましょう。●整枝・誘引 気温が上がるにつれ生育も旺盛になります。株のサイズに合わせて、支柱やネットに誘引し直しましょう。また、込み入った部分は間引いて風通しを良くしてください。大きくなり過ぎた果実は、株に負担をかけるので、適期収穫を心がけ、取り忘れがないよう注意しましょう。 樹勢が弱ってくると実の付きが悪くなり、果実の太りも悪くなります。そのような場合は、実を全て取り除き樹勢の回復に努めます。●灌水・追肥 日中の気温が30℃を越え始めたら、灌水はなるべく早朝に行うようにします。収穫期に入った野菜は、水の要求量も多くなっています。先月よりも量を増やしてやりましょう。早朝の灌水が難しい場合は、夕方涼しくなってから灌水してください。 また、トウモロコシやエダマメなどは受粉して実が太るタイミングで水が不足すると、実入りが著しく悪くなります。必ず灌水してあげましょう。 追肥については、定期的に施用して株が弱らないよう管理します。追肥が遅れて株が弱った場合は、速効性のある液肥や化成肥料を使って、樹勢の回復に努めましょう。●病害虫対策 梅雨が明けて晴れた日が多くなるにつれ、害虫が増えてきます。家庭菜園ではなるべく農薬を使いたくない方が多いと思います。 アブラムシやダニなどの小さな虫なら、食器用の中性洗剤を千倍に薄め、霧吹きなどで散布するとある程度は駆除できます。テントウムシやカマキリなど肉食性の虫を作物上に住まわせるのも効果的です。 また、手間はかかりますが、補殺して密度を減らすのも大切です。葉裏などを観察すると卵が見つかることもありますので、これも処理しましょう。 無農薬での害虫駆除には限界もあります。被害が大きい場合は最寄りの営農センターにご相談ください。その際は被害にあった部分や、虫自体をお持ちいただくと診断がスムーズになります。 病害の予防については、上でも挙げたもみ殻や、通気性確保が効果的です。また、人間と同じで元気な個体は病気にも強いので、株の勢いを維持するのが一番の予防になります。 暑い時期の作業になります。熱中症には十分に注意し、こまめな休憩と水分補給を心がけましょう。ヨトウムシの卵塊事業内容 新型コロナウイルス感染症の発生により売上が減少する等の影響を受けた高収益作物(野菜・花き・果樹・茶)について、次期作に取り組む生産者を支援するための交付金。対象となる方①令和2年2月~4月に、野菜・花き・果樹・茶の出荷実績がある方。※共撰・個選・または産直等で出荷販売。②対象品目の令和3年度末の作付面積が維持・増加していること。③収入保険、農業共済等のセーフティネットに加入している又は今後、加入を検討する方。交付金の内容10a当たり5万円(中山間地域等は1割加算)※対象者の要件や申請方法について、詳しくは農林水産省ホームページ・JA尾 道市ホームページ・尾道市ホームページをご覧ください。相談窓口JA尾道市営農経済部営農販売課東尾道営農センター尾道北営農センター御調営農センター向島営農センター因島営農センター世羅営農センター甲山営農センター世羅西営農センター(☎0848-20-2811)(☎0848-56-1231)(☎0848-29-9611)(☎0848-76-2242)(☎0848-44-2106)(☎0845-22-2252)(☎0847-25-5029)(☎0847-25-5035)(☎0847-37-7100)高収益作物次期作支援交付金について(お知らせ)12【はっさくゼリー】はっさく発祥の地、因島のはっさく一房がまるごと入ったさっぱりとした味わいのゼリーです。ご注文は「はっさくゼリーセンター」へ  0120-839041

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