ええJAんおのみち8月号393
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地域の農業を支える会社の社員雇用第一号 収穫期を迎えた枝豆の畑を、枝豆収穫機に乗った村田さんが横切っていきます。もう1人が後ろをついて歩き、枝豆が入ったコンテナを交換したり、詰まった葉っぱなどを取り除いたり。あっという間に収穫が進んでいく様子に驚きました。昨年の4月から就農した村田さんも、「手作業で重労働の農業のイメージが、今はかなり機械化されていて意外でした。」と笑います。 村田さんが働く「グリーンファームせら」は2017年9月、地域の農業を支える担い手の確保や、地域の維持・発展を目指し6つの集落法人で設立されました。現在は7つの法人からなり、村田さんは会社の社員雇用第一号として昨年の4月に入社。実家は農家でしたが、福山でサラリーマンをしていた村田さん、初めての農業に戸惑いはありませんでしたか? 「もちろん雑草の管理など失敗もありました(笑)。でも自分で播種をして苗を定植して、収穫ができるまでの過程が面白いですね。うまくいけば喜びだし、失敗すれば勉強になります。天気は毎年違うし、去年と同じことを同じ日にしても、同じものはできません。それが面白くもあり、難しいところです。」仕事も暮らしも充実「世羅町の農業を次の世代へ」 サラリーマン時代は、仕事で夜遅くなることもあったという村田さんですが、現在の暮らしぶりをきくと健康そのもの。「基本は朝8時から夕方5時までで、週末は休み。子どもと過ごす時間が増えました。ご飯もおいしいし、ストレスはありません。」と笑顔いっぱいです。 地域の農業を支える担い手として期待される村田さん。「これからは農業をもっと勉強して、会社を大きくしていきたいですね。そして世羅町の農業を次の世代に繋いでいけたら。」村田さんの農業にかける夢は、大きく広がります。枝豆は大きく分けて「青豆」「茶豆」「黒豆」の3種類があります。今年から栽培している「湯あがり娘」は、定番の「青豆」ながら、コクのある「茶豆」の味わいも楽しめる人気の品種。甘くて香りが良いのが特徴です。AGREADERこだわりの「枝 豆」「今年はきれいな枝豆ができました。」と村田さん。枝豆は鮮度が命、できるだけ早く食べましょう。昨年導入した枝豆収穫機で、収穫の効率は大幅にアップ。ちなみにこのタイプの収穫機は西日本に3台しかないそうです【組合員のみなさまへ】組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。3

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