ええJAんおのみち10月号395
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6年前より栽培面積も作物も増えて年々忙しくなるばかり 6年前にはアスパラガスの取材でお話を聞いた福田さん。当時はまだ26歳の若者でしたが、それから6年のキャリアを重ねた今もまだ32歳。世羅の農業を担う若手生産者として、忙しく働いています。 前回からの6年を振り返り、「年々忙しくなっている気がします(笑)。この3年ほどは研修生もいたので、栽培面積も作物も増えました。今は全部で3.9ヘクタールの畑で、アスパラや白ネギに加え、白菜やサニーレタスなどの露地野菜も栽培しています。」と話す福田さん。 10月の終わりから収穫が始まる白ネギは、近年、世羅町でも生産者が増えている注目野菜です。一見頑丈に見えますが、意外にも雑草に弱く、草に負けるとネギは枯れてしまうそうです。「7月に草を刈って土寄せをする予定が、雨が多かったせいで8月にずれ込んでしまいました。残念ながら今年はその影響も出ましたね。」「分かったつもりで分からない」農業の奥深さに触れて 大学を卒業後、世羅に戻り就農した福田さん。現在は、お父さんと研修生の3人で農業を営んでいます。 「農業はやっただけ分かるようになるけれど、その分また分からないことも出てくる。天候や出る病気、虫も毎年違って、同じようにはなりません。分かったつもりで分からない、結局分からないというのが正直なところ。」と笑う福田さん。 農業の難しさや奥の深さを実感する日々ですが、「自分がやろうと思ったことができる、自由なところがこの仕事の一番の魅力。ある程度、機械や設備にも投資したので、頑張って続けていきたいと思っています。特にネギは今40アールある栽培面積を、まだまだ増やしたいですね。」ときっぱり。 「今年の夏は、アスパラの収穫や他の畑の準備などで特に忙しかったので、来年は適度にゆとりのある生活がしたい。」と、最後に笑いながら話してくれました。年々、世羅町でも生産者が増えているという「白ネギ」。土を寄せて、日光が当たらないようにし、白い部分が30㎝ほどになったら収穫します。昔からネギは食べると体が温まるので、風邪の引き始めに食べるとよいといわれています。これからの季節にぜひ!AGREADERこだわりの「白ネギ」6年前にもご登場いただいた福田さん。あまり変わりませんよね? 「変わったことといえば、子どもが3人に増えて(※6年前は長女さんが生まれたばかりでした)、年々忙しくなっていることくらいかな。」と笑います。●2014年5月号掲載あれから!これから!6年前の表紙写真【組合員のみなさまへ】組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。3

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