ええJAんおのみち12月号397
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【キャッシュカードを紛失されたら】直ちに下記までご連絡ください。(営業日につきましては発行された本店・支店・出張所窓口へ)(夜間18:00~21:00、土曜8:45~20:00、日祝日8:45~19:00 0120-577931) 今年も残りわずかとなりました。収穫の終わった畑は手入れをして、来年の作付けに備えましょう。 【土づくり】 植物が健康に生きるためには、土が健康でなければいけません。作付け前にはに堆肥や土壌改良資材を投入して、土の状態を調整しましょう。●堆肥の役割①土の物理性を改善します。 畑がふかふかになり、根張りが良くなります。また保水性・排水性が向上し、肥持ちも良くなります。②病害に強くなります。堆肥の投入により微生物の種類が増え、病原菌の異常繁殖を防ぐことが出来ます。③植物に必要な様々な微量要素が供給できます。●堆肥の使用方法 1㎡当たり2㎏を基準に施しよく混和させます。 畑になじませる為にも植付けや種まきの、1カ月前には施用しましょう。●堆肥を選ぶ際の注意点 様々な種類の堆肥がありますが、完熟したものを使用するのが基本となります。悪臭のするものや、水分の多いものは未熟な可能性が高いので注意が必要です。 また、鶏糞は堆肥というよりは窒素肥料に近いので、堆肥としては使用しないでください。●石灰資材の役割 ①土壌酸度、pHを調整します。土は基本的に酸性の性質をもっており、野菜にとって好適な、弱酸性~中性に調整するためには石灰資材が必要です。 土壌酸度を改善しても、降雨などによって土壌酸度は酸性に傾いていきます。作付け前には毎回、石灰資材を投入しましょう。●石灰資材の使用方法 1㎡当たり100~150gを基準に施します。畑を使用する2週間前には施用して、よく混和させましょう。 石灰質資材は、一般的に苦土入りの製品を使用することが多く、石灰石を砕いた『苦土石灰』や、カキガラを原料とした『マリンカル』、鉄を作る際に出る転炉さいを利用した『粒状ミネGスーパー』などがあります。【雑草の防除】 冬の間は雑草の生育も鈍くなります。今の間に処理を行っておくと春以降の作業が楽になります。種が落ちる前に畑の雑草を抜き取りましょう。 草があまりに多い場合は、除草剤の使用も考えられます。堆肥や石灰を入れる前に早めに散布しましょう。 雑草はどうしても生えてきますが、小さいうちに抜き取ることで徐々に密度を減らすことが出来ます。大変ですが、小まめな作業を心がけましょう。【結球野菜について】 寒い時期にも収穫できる葉物野菜には、キャベツ、ハクサイ、玉レタス、などの結球野菜があります。サラダ菜のように少しだけ葉が巻くものは「半結球野菜」といいます。綺麗なものを収穫する為にはいくつかポイントがあります●霜が降りたら腐った レタスは寒さには弱いので、霜が降りるまでに収穫します。 キャベツはレタスよりは寒さに強いですが、外葉が傷んでしまいます。●葉の縁が茶色く枯れる 病気などが原因の場合もありますが、カルシウムやホウ素が不足しても起こります。施肥設計の見直しや乾燥を防止しましょう。●玉が割れる 土壌水分に急激な変化が起こると、玉が割れてしまう事があります。乾燥状態が続かないように注意しましょう。家庭菜園が多くなりますので、間伐を行いましょう。混んでいるからといってせん定で樹を切りつめますと、強せん定となり強樹勢になってしまうのでご注意ください。もも【整枝・せん定】 樹形にとらわれすぎず、樹勢に応じて加減することが大切です。 生育中、樹冠内部まで日照が確保できるようにします。●注意する害虫 コスカシバなし 植栽間隔が狭い園では、必ず間伐を行い園内に日光が差し込めるようにしましょう。 混み合ったままでは樹勢の低下だけでなく収量の低下や、病害虫が多発しやすくなるなどの影響があります。【せん定】 主枝と亜主枝をしっかりと認識して、樹勢のバランスを見ながら、せん定を行ってください。●灌水 なしの根は冬の間も養水分を吸収し、腋芽の花を作っています。乾燥しないように12月中は10日に1回10㎜程度の灌水を行ってください。10

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