ええJAんおのみち12月号397
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水 稲 令和2年産米はウンカやカメムシにより、県内でも多くの被害が発生しました。 ウンカの被害は南部地域において甚大となり、広島県の作況指数は94(暫定値10月15日現在)で平成5年以来の「不良」となる見込みになっています。 管内においても、尾道南部地域を中心に、坪枯れ被害が多発し、減収となった圃場が多く見られました。 注意報並びに警報の発令に合わせ、窓口や指導員による圃場巡回、有線放送等での情報発信を行いましたが、複数回に渡る飛来により、圃場内で世代が混在し、薬剤防除による被害抑制が非常に困難な状況となりました。 来年の作付けに向けた対策等を盛り込み、稲作暦の改良を行っています。今後、各地区での講習会等を通じ、情報発信を行う予定としていますので、ご参加ください。開催日程等につきましては、最寄りの支店・営農センターまでお問合わせください。 生産したお米を出荷し、農業を営む方や、自家消費用として家族の食を支える方など規模はさまざまですが、主食であるお米の栽培は日本の農業の大きな柱であり、今後も変わらない重要なポジションとして発展していく必要があります。 新しい技術、最新の情報を基に、品質と収益性の高い水稲栽培を実践しましょう。【今後の管理について】 収穫が終わった圃場の管理は、来年の作付けを左右する重要なポイントです。 収穫後の株が残ったまま春を迎えると、稲わらの腐熟が完了していないため、田植後のガス発生等の原因となります。イネの活着不良や生育阻害にもつながりますので、早めに耕起を行ってください。 また、耕起時に土づくり資材等を投入することで、地力増強の効果があります。生育遅延や収量減少等が気になる方は、投入を検討してみてください。 1年間かけて、丹精こめて作ったお米●東尾道営農センター ☎0848-56-1231●尾道北営農センター ☎0848-29-9611●御調営農センター  ☎0848-76-2242●向島営農センター  ☎0848-44-2106●因島営農センター  ☎0845-22-2252●世羅営農センター  ☎0847-22-1173●甲山営農センター  ☎0847-25-5035●世羅西営農センター ☎0847-37-7100詳しくはお近くの営農センターへお問い合わせください。営農情報12月December今月の栽培ポイント【営農相談】農業に関することなら専門的なことから家庭菜園まで、お気軽にご相談ください。JAは、新たに農業を始められる方も支援しています。(東尾道営農センター)☎0848-56-1231 (尾道北営農センター)☎0848-29-9611 (御調営農センター)☎0848-76-2242 (向島営農センター)☎0848-44-2106です。一番おいしく食べるために、知っておきたいポイントをご紹介します。①お米のおいしさの決め手  「おいしい」という感覚は人それぞれ違います。味覚だけではなく、嗅覚や視覚7

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