ええJAんおのみち1月号398
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時期貯蔵方法2月出荷① 『サンテ』・『3重袋』をした果実果実は防寒資材をしたまま常温で保管する。出荷7日前に取り出し果梗枝を切り返し、軽く自然予措し選別する。② 裸の果実葉を切り取り自然予措後、妻面をあけ新聞紙囲いで貯蔵する。3月上旬~中旬『サンテ』・『3重袋』から出して、自然予措で3%(約2週間程度)後、妻面をあけ新聞紙囲いで貯蔵する。3月下旬以降収穫後、減酸促進のため有孔ポリ個装する。【表1】貯蔵方法作業項目目的方法石灰類の施用土壌PHの改善10a当り100㎏堆肥の施用地力向上10a当り2t施用する客土の実施細根の増加土壌表面に2㎝程度中耕土壌中に空気補給『ホーレ』を使用し樹の周りを中心に5箇所程度●はるみ はるみは腐敗果が発生すると、汁が垂れ腐敗が伝染しやすい性質があります。 腐敗果点検を細目に実施しましょう。●はるか 採収は1月下旬からで完着・糖度12度以上が基本です。寒波被害の恐れがある場合は採収を早めてください。 収穫後は2L以上とL以下に仕分け、軒下の温暖で通気の良い場所で7%程度の予措を実施してください。予措が不十分だと出荷時にス上がり(粒化症)が発生し商品性が無くなります。予措終了後は新聞紙囲い又はもぎたてパックを使用し常温貯蔵してください。【土作り】 土壌の適正管理はそのまま園地の収量に影響します。基本管理を徹底しましょう。 石灰質資材は毎年10a当たり100を投入しましょう。苦土欠乏園では、緩効性のニューエコマグかスーパーマグを別途施用する必要があります。 堆肥は1樹1袋を目標に投入しましょう。 樹勢の弱り葉数が減ってきた樹では、樹冠下に真砂土を2㎝程度客土しましょう。【間伐】 作業性・果実品質向上目的で間伐を実施しましょう。列を通して間伐すると作業性が格段に向上します。密植園では年々収量と正品率が落ちてくるので改善しましょう。【せん定】作業性の向上や着花量調整のためせん定を実施します。 せん定後に寒波に遭遇すると枝の枯こみが激しくなるので、寒さの心配がなくなる頃から開始しましょう。【放任園伐採】 放任する前に借り手がいないか農業委員会に相談しましょう。相談の結果、借り手も無く放任せざる得ない場合は、近隣の園地に病虫害や鳥獣害が及ばないよう、樹の伐採や除草管理等をしてください。●八朔 八朔は雑な取り扱いでヤケが発生しやすくなるので注意しましょう。貯蔵中、乾燥又は高温(10度で発生、15℃で多発)でヤケ果が発生しますので注意しましょう。●しらぬひ 収穫時は果梗枝の付け根で切取り収穫しましょう。 また、雑な果実の取り扱いは油胞の黒変症状につながります。収穫カゴからコンテナーへ移す際は手移ししましょう。 貯蔵は表1のように出荷時期や果実内容でかえる様にしてください。果梗枝❶点線場所で切り取る❷次に葉を2〜3  枚つけ、切る。 園地ではハサミ傷 がつきやすいため 葉は家で切る。八朔は高温・乾燥で発生有孔ポリは微細な穴がありているので、過湿になりにくい。8【JAミックス・ベジタブル】FMおのみち79.4MHzにて、毎週金曜日午前10時半からJA尾道市管内の旬な情報をお届けしています。

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