ええJAんおのみち2月号399
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健康だよりJA尾道総合病院健康管理課 保健師亀田 美香 新型コロナウィルスの感染を防ぐことは大切です。しかし、その対策や過度な心配をするあまり、あなたに必要な受診や治療を先延ばしにしていませんか?感染対策によって生活様式が変化し、もしかしたら検査結果や病状が、気が付かないうちに悪くなっているかもしれません。感染対策をしながら、今必要な受診行動は何か、を考えてみましょう。新型コロナウイルス感染症が気になって受診を控えている皆さまへ過度な受診控えをせず、適切に医療機関を受診しましょう。❷ 医療機関や健診会場では、換気や消毒でしっかりと  感染予防対策をしています。 医療機関では、院内感染防止のガイドライン等に基づき、感染対策に取り組んでいます。❶ コロナ禍でも健診や持病の治療、お子さまの予防接種などの健康管理は重要です。 定期的に健診やがん検診を受けることが生活習慣病の予防や、がんの早期発見・早期治療につながります。また、定期的に飲んでいる薬を切らすと、持病が悪化してしまうおそれがあります。持病がある方は、定期的な受診を継続しましょう。赤ちゃんに関しては、予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になるリスクが高まります。適切な期間を逃さないようにしたいものです。❸ 過度な受診控えは健康上のリスクを高めてしまう可能性があります。  健康に不安がある時は、まずはかかりつけ医・かかりつけ歯科医に相談しましょう。 自己判断で受診を控えることで、慢性疾患の症状悪化や、そのために新型コロナなどのウイルスに対抗できない状態になることがあります。かかりつけ医・かかりつけ歯科医に相談しながら健康や持病を管理していくことが新型コロナウイルス対策にもとても重要です。●受診の前に:体温を測定するなど、体調に問題がないことを       確認してください。●帰宅したら:手洗いなどの感染対策をしっかりしましょう。       予防接種を受けた日も、お風呂に入れます。自宅では JA尾道総合病院では感染症予防対策を十分に行いながら、2021年度も例年通り、巡回健診を計画しています。また2020年度より、胸部レントゲン車をデジタル撮影車に更新いたしました。これにより、今まで以上に前回との比較読影や胸部所見の判定に効力を発揮いたします。参考:厚生労働省ホームページコロナ禍でも、医療機関で必要な受診を感染症予防だけで、すべての健康が保てるわけではありませんよ。お知らせ17【AアグリートGREAT】産地と消費者を結ぶ、JA尾道市がお届けする「農」と「食」マガジン、アグリート。各支店・営農センター・ええじゃん尾道などで最新号を無料配布しています。

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