ええJAんおのみち2月号399
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水 稲 2021年度の作付けが間近となってきました。作付け計画は策定できましたか? まずは、圃場の準備ができているか以下の点でチェックしましょう。  また、田植前、生産現場における事故未然防止に向けた対策をし、コンタミ(異品種混入)などの人的作業ミスの起こりにくい環境作りに努めましょう。【圃場の準備】1 土づくり肥料は投入しましたか? この営農情報で何度となくお伝えしてきた「土づくり」ですが、皆さん実践されましたか?安定した収量や、品質の良い米づくりを目指すうえで、この作業は大変重要です。   また、近年、様々な異常気象が各地で見られています。12月から各地域で開催した講習会でもお話ししていますが、このような環境の変化に対応していくためにも大切になってきます。肥料のようにすぐに目に見えるものではありませんが、圃場に蓄積され成果として必ず現れてきます。今からでも施用可能ですので、稲作暦をご参照ください。 併せて、稲わらの腐熟促進をさせましょう。稲わらは、土壌中の腐食含有量を高めるとともに、養分として稲に吸収されます。稲わらに含まれる、ケイ酸や加里を土壌に戻してやることで、次年度の生育にプラスの効果が現れます。反対に、分解が不十分だと、定植後にガスが発生し、生育を阻害することもあります。 管内の圃場でも、収穫後の耕起が行われていない圃場を見かけることがあります。できるだけ早めに腐熟促進剤とともに漉き込むことをお薦めします。2 圃場の均平化はすみましたか? 定植後の除草剤の効果を確実に保つためと、圃場全体の均一な生育を確保する点で、圃場を均平化することは重要です。圃場に水を張ってからでは難しいので、今の時期に均平化に努めましょう。 レーザーレベラー等の大型機械を利用することで、効率的に均平化することが可能となります。圃場整備から年数が経過した圃場や、1枚の面積が広い圃場への施工がおすすめです。 また、漏水の激しい圃場では、ベントナイト等を使用し、漏水防止に努めましょう。【JA米の徹底】 JAグループ広島では、安全・安心が確認されたお米、売れる米づくりを柱とし、広島県産米の評価を落とさないためにも、県下全域で『JA米』に取り組んでいます。 昨年要件を満たす事が出来なかった生産者の皆様は、下記のJA米要件を満たし、JA米として出荷していただくようお願いします。●JA米3つの要件①毎年の種子更新または、JA育苗センターで購入した苗(自家採取の種子で栽培された場合は一般米となりますので注意してください。)②JA等検査機関で検査されたお米③生産履歴表及び自己点検チェックシートが記録されたお米 不明な点がありましたら、お近くの各支店・営農センターへお尋ねください。糖度の低い果実中心部が凍結しス上がりが発生している 柑 橘 本年度は寒波の影響で越冬果実のス上がりが心配されます。出荷品に混入しないよう家庭選別を徹底しましょう。【中晩柑類の収穫・貯蔵のポイント】 貯蔵中は、1日1回を基本に外気温が貯蔵適温に近い時間帯に換気を行います。 貯蔵庫が乾燥する場合は、打ち水や濡れムシロを敷き湿度を保ちます。●清見 清見の収穫は3月上旬が基本となります。樹上で完熟させてから収穫するようにしましょう。 乾燥によりヤケが発生するので収穫後、予措は行わず有孔ポリ包装で出荷まで保管しましょう。また、クラッキング6(因島営農センター)☎0845-22-2252  (世羅営農センター)☎0847-22-1173(甲山営農センター)☎0847-25-5035  (世羅西営農センター)☎0847-37-7100●東尾道営農センター ☎0848-56-1231●尾道北営農センター ☎0848-29-9611●御調営農センター  ☎0848-76-2242●向島営農センター  ☎0848-44-2106●因島営農センター  ☎0845-22-2252●世羅営農センター  ☎0847-22-1173●甲山営農センター  ☎0847-25-5035●世羅西営農センター ☎0847-37-7100詳しくはお近くの営農センターへお問い合わせください。営農情報2月February今月の栽培ポイント

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