ええJAんおのみち2月号399
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頂芽部MサイズLサイズ2Lサイズ頂芽部頂芽部80〜120gのものは半切りに120〜190gのものは3つ切りに190〜260gのものは4つ切りになえます。この時期の灌水は、・肥料の分解、吸収を促進。・根の伸長を助ける。・発芽ぞろいを良くする。 など、初期生育に大きな影響があります。乾燥が続く場合は、日中に1回当たり20~30㎜程度の灌水を行いましょう。 施設栽培では、被覆後から発芽までに徹底して灌水を行ってください。【土づくり】 堆肥を投入すると、細根が増加し収量の増加にもつながります。 根が健全であれば、異常気象時の影響を受けにくくなります。土作りは高品質生産の第一歩です。堆肥を10a当り2~3tを目安に施用しましょう。 ただし、多くの果樹の根は2月に動き出します。2月に堆肥を施用される場合は表面施用してください。【病害虫防除(共通)】 露地栽培では越冬病害虫の防除として、石灰硫黄合剤の散布時期となります。 各品目の防除暦を参考に、必ず散布しましょう。 散布時には、帽子、メガネ、マスク、カッパ、ゴム手袋等を着用し、近隣作物への飛散に注意しましょう。ぶどう デラウェアの施設栽培では6月中旬~7月上旬、ピオーネの施設栽培は7月下旬~8月中旬出荷を中心に各作型の作業が重ならないよう、栽培計画を立て、計画的に作業を行ってください。●早期加温栽培 芽かぎ、誘引、摘房、ジベレリン処理の時期となります。芽かぎ、誘引、摘房の作業は早めに行い、ジベレリン処理を適期に行ってください。 第1回目のジベレリン処理期には、ジベレリンの効果を安定させるために処理後散水等を行い、湿度を高めに保ってください。また、果粒の細胞分裂初期に水分が不足すると、果実肥大に大きな影響が出ますので、第一回目のジベレリン処理後には、必ず、灌水を行ってください。 病害虫の発生を抑えるため、発生前の初期防除を徹底しましょう。●普通加温・半加温・無加温栽培 施設のビニール被覆、加温開始の時期となります。地温が十分に上がり根の活動が始まってから、加温を開始してください。●ピオーネ短梢栽培 2月下旬から3月上旬が芽傷処理の時期に当たります。芽傷は芽よりも先端側の形成層を切断することにより発芽を促進させる効果があります。主枝の延長等を行っている樹では、必ず行ってください。もも●摘蕾(てきらい) 摘蕾は、蕾(つぼみ)が膨らんで先端に赤みが見え始めた頃に行います。結果枝の基部や枝の上側の蕾を除き、横向きや下向きの蕾を残します。 花粉のある品種や結実しやすい日川白鳳、あかつきは、開花による貯蔵養分の消耗を防ぎ、新梢生育を良くするために行います。いちじく●整枝・せん定 3月に入りますと根の活動がはじまります。2月中には終了するようにしましょう。なし 開花時には多くの貯蔵養分を消費します。開花期の養分浪費を防ぎ、果実、枝葉の初期生育をよくするため、真上に向いた短果枝や込み合っている場所の芽などはせん定の際に切除してください。家庭菜園 越冬栽培の作物は、今月末から少しづつ春に向けて活動を始めます。タマネギやソラマメなどの管理を行いましょう。【タマネギの管理】 2月中下旬から肥大に向けた準備が始まります。肥料を1㎡当たり30g程度施します。 タマネギは肥料が遅効きすると腐りやすくなるので、遅くとも3月の第1週までには追肥を終えるようにしましょう。【ソラマメの管理】 2月下旬~3月上旬の間に、1株当たり軽く一握り程度の肥料を施します。 ソラマメは株が倒れやすいので、茂り始める前に土寄せをしてあげましょう。【ジャガイモの栽培】 3月の上旬になり霜の心配がなくなったらジャガイモの植付けが可能になります。2月のうちに畑を準備しましょう。1㎡当たり、堆肥2㎏、肥料100gを基準に施し、よく混和します。畝は幅70~80㎝に仕立てます。ジャガイモ植える場合はそうか病の予防のため、石灰を施さないようにしましょう 一般的に種イモが大きいほど初期生育がよく、茎数が増え、イモ数も多くなります。しかし、イモ一個当たりの重量はイモの数が増えるほど小さくなります。数と大きさのバランスを考えると、40~60gほどの種イモが適しています。大きなものは切って使いましょう。8【JAミックス・ベジタブル】FMおのみち79.4MHzにて、毎週金曜日午前10時半からJA尾道市管内の旬な情報をお届けしています。

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