ええJAんおのみち3月号400
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わけぎは球根が分かれて増えていくことから、「子宝に恵まれる」縁起物として、関西・中部地方では桃の節句に好んで食べられてきたそう。そのため出荷も2月末から桃の節句に向けた時期が最盛期となります。「天候に恵まれて今年の出来は上々。」と奥本さん。AGREADERこだわりの「わけぎ」「尾道」の名前をアピールまずは興味を持ってほしい 皆さんは「尾道ブランド」をご存知ですか? これは尾道市が「地域特産物の産地化と尾道ブランドの発信」を目指し、2015年度から展開する農産物認証制度のこと。これまでいちじくやトマト、桃、スナップエンドウ、ぶどうなど、地域を代表する5品目が認証されています。今年度、この「尾道ブランド」に加わったのが、全国一の生産量を誇るわけぎです。 奥本さんは「認証を受けたことで、『尾道』の名前をより多くの人にアピールできるようになりました。これを機に、尾道でのわけぎ栽培に興味を持つ人が増え、新規就農につながればと期待しています。」と笑顔で話します。 広島県のわけぎは全国の生産量の約6割を占め、その7~8割が岩子島など尾道で作られています。水はけがよくミネラル豊富な砂地の土壌と、温暖な気候に育まれたわけぎは、「甘みと辛みのバランスがいい。」と奥本さんも太鼓判。その約8割が大阪や京都、兵庫など関西に出荷されています。調整作業の負担を減らして長く農業が続けられるように 部会長として4年目を迎えた奥本さん。新規就農者の確保と共に目指すのが、わけぎ栽培を続けることができる仕組み作りです。「皮むき機や自動計量結束包装機の導入で、収穫後の調整作業の負担軽減はかなり進みました。それでもやはり高齢化もあり、調整作業が大変とわけぎ栽培をやめる人も出てきています。今後はJAとも協力しながら、この部分の負担をさらに減らすことで、『一人ででも』『いくつになっても』農業が続けられる体制を作っていきたいと考えています。」 新しく農業を始める人がいて、それを支えるベテランも長く活躍する。奥本さんが描くのは、そんな島の未来です。「島が生き生きしていたら、たとえ農業はしなくても、島に帰ってこようかなと思う人も増えるかもしれません。そう思ってもらえるよう、農業で岩子島を盛り上げていけたらいいですね。」今回が何と2012年、2017年に続いて3回目の登場となる奥本さん。「初めの頃に比べると、力仕事が辛くなって、持久力がなくなってきました。」と苦笑い。しかしながら「毎年、来年こそはと思いながら種球となる球根を作っています。」と気力は衰えません。あれから!これから!2012年11月300号の表紙写真3【組合員のみなさまへ】組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。

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