ええJAんおのみち3月号400
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●注意する病害虫 アブラムシ類、ケムシ類、縮葉病、せん孔細菌病、灰星病、黒星病、果実赤点病家庭菜園 春の訪れを感じる時期になりました。越冬野菜の管理と春夏野菜の植付けに向けた準備を行いましょう。【ジャガイモの植付け】 霜の心配がなくなれば植付けが可能です。先月号を参考に作業を行ってください。【ソラマメの管理】 追肥を2~3月の間に1度、1株当たり一握り程度施します。倒状を防止するために、追肥後は10㎝程度と厚めに土寄せします。 気温が上がると、1株から12~13本程度分枝しますが、それを全て残すと光量不足となり、落花の原因となります。  分枝を抑制し、良い枝を出させるために、複葉が6本程展開したら主茎を摘心します。 4月に入ると側枝が伸びてくるので、株当たり5~6本残し他の枝を除去します。乾燥すると有効な分枝が少なくなり、収量が減少するので、十分に水やりしましょう。 2回目の追肥は花が咲いた頃に行います。この時期に水が不足すると実が太らないので注意しましょう。 開花後35~40日ほど経過すると、莢が下向きとなり、光沢を帯びてくるので、それを目安に収穫を行います。 ソラマメの収穫適期は非常に短いので、遅れないように気を付けましょう。 塩茹でにすることの多いソラマメですが、莢ごとグリルに入れ、表面の5割ほどが黒くなるまで弱火でじっくりと焼き、塩で食べる丸焼きも大変美味なので是非挑戦してみてください。【春夏野菜定植に向けた準備】 3月下旬ごろからホームセンターやスーパーの店頭で、夏野菜の苗が並びは始めます。良い苗が売り切れる前に買いたくなるものですが、夏野菜の多くは5月上旬が定植適期なのでタイミングが合いません。トンネル栽培を行えば早めの定植も可能ですが、暑い日は換気するなどの管理が必要となり、難易度が上がります。 3月~4月中旬は畑の準備を行い、5月の定植に備えましょう。土づくりとして1㎡当たり堆肥を2㎏、苦土石灰を100~150g、肥料を100~150g施してよく混和しておきます。 夏野菜の多くは実を収穫します。窒素が多すぎると株ばかりが大きくなり、実がつき難くなるので元肥は入れすぎないのがポイントです。去年の状況を参考にして、微調整を行ってください。 また、鶏糞は窒素含量が大きいので使用する場合は注意が必要です。 良い土の条件は、①根が十分に張れる。②通気性と排水が良い。③保水性・保肥性が良い。④適正な酸度である。⑤清潔である。⑥石や礫などの異物がない。⑦微生物が多く含まれる。 の7点を満たしているのが理想です。余裕をもって作業を行い、作物にとって好適な環境を整えてやりましょう。 夏野菜は基本的には日光を好みます。健全な生育のために日当たりも考慮して、畑のどこに、どの野菜を植えるか決めましょう。トウモロコシやキュウリなどの草丈の高くなる野菜を畑の南側に植えてしまうと、他の野菜が影に隠れてしまいます。 ネギやジャガイモなどは少々日当たりが悪くても育ちますし、シソやミツバ、ニラなどは日陰を好みます。これらの特性を加味しながら、野菜の配置を決めていくのも家庭菜園の楽しみです。本格的にシーズンが始まるまでにじっくりと準備を行いましょう。収穫の目安❶莢の背筋が黒褐色になる。❷莢が下垂する。❸莢が光沢を帯びる。収穫適期複葉を6枚残して主茎を摘芯する。株元から数本分枝してきたら、株が倒れないように10くらいの厚さに土寄せする。1株に5〜6本の枝を仕立て、細い枝は除去する。混み合っている細い枝は除去する。土寄せ10cmくらい縮葉病桃 アブラムシ9【農産物直売所 ええじゃん尾道 尾道店・向島店】地域の“旬”と“うまい”をお届けします。尾道店☎0848-55-9048午前9時から午後6時まで営業 向島店☎0848-20-6008午前9時から正午まで営業

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