ええJAんおのみち4月号401
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 4月に入り気温も上がってきたことと思います。夏野菜の定植が5月の連休辺りから可能になります。タイミングを逃さないように作業を行いましょう。【定植に向けた準備】 畑の準備が終わってない方は大急ぎで準備しましょう。作業内容については先月号を参考にしてください。実を収穫する野菜は元肥を入れ過ぎないのがポイントです。【苗の選び方】 野菜は苗半作と言われるくらい苗の品質に結果が左右されます。良い苗を選ぶには、いくつかのポイントがあります。例えば花が沢山咲いたものは定植時期を過ぎた老化苗となっており、植えても生育が劣り収量も上がりません。逆に小さく未熟な苗を植えてしまうと、樹ばかりが大きくなり実が付かないといったことが起こります。 後述の図も参考にして、植付け適期の苗を選ぶようにしましょう。ますので、乾燥が続く場合は灌水を行いましょう。●注意する病害虫 そうか病、ネコブセンチュウ、アイノキクイムシ、ケムシ類 ピーマンやナスは一番花が咲き始めた頃が植付けの適期です。キュウリやカボチャなどのウリ科野菜は本葉が3枚ほど展開したら適期となります。 苗には接木苗と実生苗がありますが、家庭菜園では接木のものがおススメです。値段は高いですが、病気に耐性があるので作りやく失敗のリスクを減らせます。 苗の生育具合によっては、早めに植える必要も出てきます。低温が心配な時は肥料袋などで苗を囲んだり、寒冷紗をかけるなどして、保温してやりましょう。【苗の植え方】 根鉢よりやや大きめの植え穴を掘り、そこにたっぷり水をやります。根鉢が崩れないよう丁寧に苗を置き、軽く覆土をします。接木苗の場合、接木部が必ず土の上に出るようにしてください。植付け後にも灌水をしてやります。 その後はしっかり活着するまで1週間程度は乾燥しないように水管理をしてやります。過湿にすると弱ってしまうので、やり過ぎないように注意してください。 トウモロコシを植える場合は、結実を促すために最低でも苗を10本用意し、半分ずつ2列の畝に並べて植えるようにします。【タマネギの収穫】 4月下旬~6月中旬にかけて、早生の品種から順番に収穫期を迎えます。畑を見渡して6割ほどの株が倒れた頃が収穫適期です。晴天が続いた日の午前中に収穫を行い、半日ほど畑に並べて水分を飛ばしてやりましょう。 早生の品種は水分含量が多く貯蔵には向かないので早めに消費し、晩生の品種は軒下に吊るすなどして保存します。【ジャガイモの芽かき】 3月に定植したジャガイモから芽が伸びてきていると思います。芽の数が多いほどイモの数は増えますが、養分が分散してしまい小さなイモになってしまいます。 イモの数と大きさのバランスを考えると、一株当たり2~3本の芽を残すのが適切です。元気のよい芽を残すようにして数を調整してやりましょう。芽を引き抜く際は、種イモが持ち上がらないよう株本を掌で押さえ、捻りながら引き抜くとよいでしょう。家庭菜園1〜2個の花が開花根がしっかりとして白い根が見えること。健康的な双葉がついていること。1.茎が太く、しっかりし全体ががっちりしていること。(軟弱に成長していないこと)2.節間がつまっているもの。3.根の張りが良いもので、鉢ができるだけ大きいもの。4.病害虫に侵されていないもの。(特に葉の裏側のアブラ虫に注意)5.古い苗(老化苗)でないもの。特に下の葉が黄色くなっているものは避けましょう。6.葉が元気で等間隔についており、子葉がついているもの。7.茎や葉がしおれていないもの。葉がしおれていないこと。病害虫がついていないこと。緑色が濃いもの。節間がつまっており、葉が等間隔についているもの。茎が太くて(えんぴつ大の太さ)丈夫そうに見えること。大きめの鉢草丈:30〜35cm位のものトマト35〜45cmナス55〜65cmピーマン55〜60cmキュウリ40〜50cmオクラ20〜35cmエダマメ20〜30cmトウモロコシ28〜30cm条間60cm(2条植え)カボチャ1.2〜1.4mスイカ1.2〜1.4m■株間の目安9【農産物直売所 ええじゃん尾道 尾道店・向島店】地域の“旬”と“うまい”をお届けします。尾道店☎0848-55-9048午前9時から午後6時まで営業 向島店☎0848-20-6008午前9時から正午まで営業

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