ええJAんおのみち5月号402
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これまでのキャリアを生かして、「手作りぱん工房efe(エフェ)」でパンも焼いている冬木さん夫妻。「9月いっぱいまではアスパラガスの収穫で手一杯ですが、ひと段落した後の3月下旬くらいまではパンを焼いています。」と、ほほ笑みます。アスパラガスはもちろん、玄米や黒豆、干し柿など世羅の食材を使ったパンが人気です。農わたしのスタイル驚きと感動を与える色鮮やかな紫アスパラガス これまでも何度か世羅のアスパラガスをご紹介してきましたが、紫アスパラガスは初めてではないでしょうか。グリーンアスパラガスが主流の中で、冬木さんは就農当初からグリーンアスパラガスに加え、紫アスパラガスも栽培しています。 「紫アスパラガスは見たことがない方も多くて、お客さまから『びっくりした』『感動した』『初めて見た』という反応が返ってくるのがやりがいにつながっています。甘くて柔らかくて瑞々しくて、生でポリポリ食べることもできるんですよ。」と笑うのは妻の葉子さんです。 太さも2㎝以上はありそうな、その大きさにもびっくり!冬木さんは「だいたい1本が120~130g。今まで一番大きかったもので150gはありましたね。」と話します。 広島市内でパン職人をしていた冬木さんが、世羅町に来たのは5年前のこと。「パン職人として20年間、ずっとパンの製造と販売をしてきて、その元になる生産に興味がわいてきたんです。ずっと同じことをしているよりは、一旦人生をリセットして、何か新しいことに挑戦してみたいという気持ちもありました。」 世羅のアスパラガスを選んだのは、シンプルに「食べたときにおいしかったから。」町内の農事組合法人で1年半研修し、現在はハウス4棟と簡易ハウス8棟(作付面積23アール)でアスパラガスを栽培しています。世羅のアスパラガスを盛り上げていきたい 冬木さんは土づくりに力を入れ、水は飲んでもおいしい天然水を使うなど、「健全なアスパラガス」を育てることにこだわっています。「強いアスパラガスに育てば農薬も減らせます。お客さまにとって、より安心・安全なアスパラガスを提供したいですね。」 夫婦2人で農業に取り組みながら、「自分達だけでなく、世羅のアスパラガスを盛り上げていきたい。」と力強く話す冬木さん。今後のさらなる活躍に期待しましょう!冬木さんの畑でひときわ目をひくのが、鮮やかな紫色をした紫アスパラガス。甘くて柔らかく、水分たっぷりの瑞々しい味わいが特徴です。生でも食べられるので、スライスして肉料理の付け合わせにするのもオススメ。食卓が一段と華やかになりそうですね。AGREADERこだわりの「アスパラガス」3【組合員のみなさまへ】組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。

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