ええJAんおのみち6月号403
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水 稲 柑 橘 生理落果がほぼ終了し、緑化が完了した新葉は光合成を活発に行います。また、地下部では新根の伸長が旺盛で養水分の吸収が盛んになり果実の肥大量が大きい時期です。中晩柑類の大玉生産のためには早期摘 中国地方は5月15日に梅雨入りが発表されました。5月当初は水不足による田植作業への差支えも懸念されていましたが、大きな影響もなく、推移しております。 気象庁の3カ月予報によりますと、6月は平年に比べ気温は平年並み~高め、降水量は平年並み~多めで推移し、7月前半は平年並みに曇りや雨の日が多くなる見込みです。 7月になると、早生品種は中干し時期となりますので、有効分けつによる茎数確保ができたら、中干しはなるべく早めに取りかかるようにしましょう。また、早い地域では7月下旬から出穂が始まりますので、穂肥の施用時期にも注意し適切な管理をしましょう。【雑草防除】 イネは雑草の影響や害を長期にわたって受けます。水管理や除草剤の適期使用により、雑草の発生を抑制しましょう。●ノビエ 野生品種のヒエを総称して「ノビエ」と呼びます。出穂までの形態が水稲と良く似ており、稲との見分けがつきにくい雑草のひとつです。茎数・穂数を減少させたり登熟歩合を低下させ、収量や品質の低下を引き起こします。昨年多発した圃場では、種が多く残っている可能性が高いため、初期剤・一発剤を散布した圃場でも発生が確認され次第、速やかに中後期剤等を利用し、大きくなる前に防除しましょう。(稲作ごよみ参照)●クサネム 1年草であるが、大型の草となります。種子により繁殖し、田の畦畔、水田内に発生します。 収穫時には種子の混入を避け、次年度以降の繁殖源を残さないようにしてください。そのためには、種子が形成、落下する前に刈り取るなどして、除去しましょう。多発生した場合は、ノミニー液剤の適期防除が効果的です。 万一、混入してしまった場合は色選機で除去しましょう。●コナギ 種子繁殖する広葉1年生雑草で、水田内に発生します。 窒素吸収が旺盛で、種子には嫌酸素性があり、他の雑草とは異なり、無酸素状態(同じ水を溜め続け、土壌の酸素が不足した状態)になると発芽しやすくなります。水の入替を行い、土壌に酸素を供給すると共に、一発剤や、中後期剤等利用し、防除にあたりましょう。【恋の予感栽培上の注意点】・強い中干しは行わない。また、幼穂形成期以降は間断かんがい等の水管理を徹底しましょう。・また、幼穂形成期(出穂の25日前)の葉色を確認しましょう。薄いようでしたら一発肥料を使用した圃場におきましても、追肥の要否判断をおこなってください。 (追肥の量につきましてはお近くの支店・センターにおたずねください。)【災害対策】 災害による被害の確認は、2次災害を招く恐れがありますので、まずは身の安全確保が最優先となります。後に、安全が確認されてから圃場、水路等の点検作業を行ってください。 圃場に冠水の被害が発生した場合は、早急に排水に努め、1枚の葉でも早く水上に出すことで、被害を軽減することができます。また、水温の上昇抑制や濁水の排出のため、清水をかけ流しながら行うと効果的です。 土砂等の流入が発生した場合は、土砂等を取り除きましょう。 冠水が激しかった圃場では、気孔や流入時に稲についた傷口から、稲白葉枯病菌が侵入する可能性があります。発病した場合、最大40%の減収となる可能性もありますので注意が必要です。排水後、オリゼメート粒剤(3~4㎏/10a)を散布してください。営農情報6月June今月の栽培ポイント6(因島営農センター)☎0845-22-2252 (世羅営農センター)☎0847-22-1173(甲山営農センター)☎0847-25-5035 (世羅西営農センター)☎0847-37-7100●東尾道営農センター ☎0848-56-1231●尾道北営農センター ☎0848-29-9611●御調営農センター ☎0848-76-2242●向島営農センター ☎0848-44-2106●因島営農センター ☎0845-22-2252●世羅営農センター ☎0847-22-1173●甲山営農センター ☎0847-25-5035●世羅西営農センター ☎0847-37-7100詳しくはお近くの営農センターへお問い合わせください。
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