ええJAんおのみち6月号403
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のため適正着果量まで摘果できず、次年度不作になる園地が多くなっています。 はるみが毎年成らない人は半樹摘果方法を取り入れましょう。方法は豊作年のはるみに対し樹の半分を全摘果します。半樹摘果初年度は全摘果する樹の半分にはターム水溶剤とマシン油乳剤を混用散布し摘果の省力化を図りましょう。通常の間引き摘果を行う場合、6月下旬からスタートし、仕上げ摘果終了時に葉果比80になるように摘果しましょう。【みかんの隔年結果是正対策】 本年度、着果の多い樹は6月下旬までに枝別摘果または樹冠上部1/3摘果を実施し、次年度の着果部位を確保しましょう。【灌水】 中晩柑類は10日以上降雨が無い場合、10アール当たり20~30の灌水を実施しましょう。土壌水分の変動が大きいと八朔のヤニ果が多発するので注意しましょう。 みかんは満開後60日(7月中旬)まではしっかり灌水しましょう。【夏肥の施用 (2回目)】 果実肥大促進のため、梅雨が明ける前に施用しましょう。BB元気200を使用した園地では夏肥の2回目は施用の必要はありません。極早生・早生みかんは施用しません。【病害虫防除】●黒点病 黒点病防除剤のジマンダイセン水和剤は果や灌水が非常に重要です。 また、この時期は黒点病に感染しやすい時期です。昨年度、6月下旬から7月中旬の降水量は415でした。ジマンダイセンの残効250を完全に超える降雨です。雨の多い場合は追加防除が必要となります。【枯れ枝の除去】 せん定で除去しても花が咲いた後、枯れ枝が多く発生しています。黒点病・流れヤケ防止のため除去しましょう。【中晩柑類の荒もぎ摘果】 大玉果実生産には荒モギ摘果の時期と量が大切です。生理落果の終了する6月下旬頃から品種ごとの適正葉果比の8割を目安に摘果しましょう。また、摘果と兼ねてかぶさり枝や込み入った枝を間引きましょう。●八朔・紅八朔(葉果比80~100枚に1果) 荒もぎ摘果終了時に大きい麦わら帽子の範囲に2から3個着果させます。 また、摘果時はハサミを使用して摘果しましょう。流れヤケ防止に枯れた果梗枝は摘み落としましょう。●しらぬひ(葉果比100枚に1果) 6月下旬に適正葉果比まで摘果し大玉で酸の低い果実生産を行いましょう。樹勢維持のため主枝先端は全摘果しましょう。 摘果の目やすは野球帽の範囲に1個から2個着果させます。●はるみ(葉果比80枚に1果) はるみは生理落果が少ない品種です。そ摘果するのにおすすめな平和商会の摘果はさみ。枯れ枝や太い枝をきっても刃が欠けない。絶対おすすめ!樹冠上部摘果が「興津早生」の翌年の着花数に及ぼす影響(平成15年~16年)試験区結果母枝100節当たり発育枝(本)有葉花(個)直花(個)花らい計(個)樹冠上部摘果27.550.211.761.9慣行摘果54.111.43.514.96月下旬に全て摘果し、夏芽が発生した状況。結果部位の摘果は、果実肥大を見ながら仕上げ摘果で調整する。樹冠上部摘果で花の総量が多くなっている。特に有葉花の比率が高くなっている。八朔ヤニ果単性有葉果(新芽の先に1個果実がついているもの)中晩柑類(ネーブルを除く)は5枚~8枚の単性有葉果が高品質果実になります。品種残す果実落とす果実葉果比ポイントネーブル5~6枚の総状有葉果の2番果直花果、扁平果、へそ大果80~100裂果しやすい果実を摘果する八朔甘夏5~8枚の単生有葉果直花果、裾なり、腰高果80~100ヤニ果に注意するしらぬひ5枚以上の単生有葉果へそ大果、扁平果、遅れ花100主枝先端全摘果6月に1発摘果はるみ直花果、内なり果、キズ果80隔年結果是正は半樹摘果が有効清見直花果、内なり果80~100摘果時に芽つみを実施はるか内なり果、裾なり、天なり80~100果実周辺のトゲ切り天成り果実摘果レモン傷 果30引っ付いた果実摘果摘果の目安累積降雨250もしくは散布後30日が再散布の目安です。早めの防除を心がけましょう。また、前回の防除から1カ月経過する前に累積降水量が250を越えそうな場合はエムダィファー水和剤等で追加防除しましょう。●ミカンハダニ ハーベストオイルを葉裏にもかかるよう丁寧に散布しましょう。ジマンダイセンを混用散布する場合は乾きやすい日に散布しましょう。●サビダニ 前年多発園では、6月にスプラサイドの代わりにエルサン乳剤を使用しましょう。乾きやすい日に散布しましょう。●ヤノネカイガラムシ 近年、ヤノネカイガラムシが増加傾向にあります。多発すると全滅が極めて困難になりますので、スプラサイド乳剤の散布を徹底してください。エルサン乳剤でも効果があります。●レモンの花アザミウマの防除 6月から7月上旬頃に発生し、果実と果実がくっついた部分が加害されることがあります。発生が見られる場合は、スピノエースフロアブル等で防除しましょう。レモンの遅れ花に飛来したアザミウマアザミウマ被害7【営農相談】農業に関することなら専門的なことから家庭菜園まで、お気軽にご相談ください。JAは、新たに農業を始められる方も支援しています。(東尾道営農センター)☎0848-56-1231 (尾道北営農センター)☎0848-29-9611 (御調営農センター)☎0848-76-2242 (向島営農センター)☎0848-44-2106
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