ええJAんおのみち7月号404
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小玉スイカを今年初収穫「ひとりじめBonBon」 取材に訪れたまさにその日から収穫がスタート。今年が小玉スイカ「ひとりじめBonBon」の初めての収穫です。出来を聞くと、「初めてなのでよく分からないですね」と首をかしげる柏原さん。しかしながら営農指導員は、「初年度からこんないいスイカができるなんて、なかなかないこと。形もすごくキレイです」と太鼓判を押します。 柏原さんは3年前に就農してから、春と秋にスナップエンドウを栽培しています。今年初めてのスイカ栽培は「言われたことを忠実に守っただけ」と謙遜しますが、水はけのいい畑を選び、スイカがかかりやすい炭疽病の発生を防ぐことに注力しました。 畑にゴロゴロとなっているスイカを見ると、小ぶりながらサイズもいろいろ。「今、多いのがL(1.6~2.0㎏)と2L(2.0~2.4㎏)かな。今年は初めてで摘果がしきれず、玉がつきすぎて一つ一つが小さくなったのが反省点ですね。来年は全体の玉数を減らし、一つあたりの重量を大きくして、2Lや3L(2.4~3.0㎏)を増やしていきたい」と柏原さんは話します。 因島は昔からスイカの産地として有名です。水はけのいいまさ土と温暖な気候、そして生産者の熱意が生み出すスイカは、広島や福山、大阪の市場に出荷され、近年は特に核家族化で小玉スイカのニーズが高まっています。柏原さんが栽培している「ひとりじめBonBon」は、その市場の期待にも応えられる注目のスイカです。今冬にはブロッコリーに挑戦年間を通じて経営の安定を図る 農業を始めて3年。これまでの日々を振り返り「この3年、ずっと楽しい」と笑う柏原さん。農業の魅力を「まず自由が一番。当然責任は伴いますが、自分で全部決めて、それが結果につながりいいものができたときはうれしいですね」と力強く話します。 今後の目標は、年間を通じてバランスよく作物を栽培していくこと。「春と秋はスナップエンドウ、夏はスイカ、今年の冬はブロッコリーも始める予定です。1年を通して収益を上げられるようにして、経営を安定させたいと考えています」一般的なスイカより、皮の色が濃くて黒い「ひとりじめBonBon」。近年の核家族化で、小玉スイカの人気は高まっています。包丁を入れると中の果肉は真っ赤。見た目がキレイなだけでなく、皮際まで甘く、最後までおいしく食べられるのも特徴です。AGREADERこだわりの「ひとりじめBonBon」柏原さんが前回登場したのは2018(平成30)年、当時はご両親と3人で作業をしていました。今回は昨年11月に結婚したばかりの、妻の佳織さんとの登場です。佳織さんも柏原さんと同じく、「農業は楽しい。やっぱりいいものができるとうれしいですね」と笑います。2018年12月号表紙写真あれから!これから!3【組合員のみなさまへ】組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。

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