ええJAんおのみち7月号404
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【中晩柑類の灌水・保水対策】 果実肥大促進目的で梅雨明け後は土壌を乾かさないよう早めに灌水しましょう。梅雨明け後、10日以上降雨が無い場合、10アール当たり20~30の灌水をしましょう。また、灌水施設のない園地では、ホース灌水の場合1樹 40L以上、かん注機の場合1樹10箇所以上(計20L以上)実施しましょう。 また、樹冠下にもみ殻を5~10被覆すると保水と防草を図ることができます。●しらぬひ しらぬひの減酸は8月から11月までほぼ一定量しか減酸しません。クエン酸ピークの8月の酸を下げることが、食味の良いデコポン生産につながります。●はるみ はるみも酸高になりやすい品種です。8月に土壌が乾燥すると酸高や翌春の着花が大幅に減少しますので灌水を徹底してください。●八朔 乾燥により、ホウ素の吸収が抑制されヤニ果が発生します。灌水を徹底しましょう。【みかんの品質向上】 糖度の高いみかんを生産するには満開後60日から100日の乾燥が重要です。中晩柑類と同じ水管理をすると味の悪いみかんが出来ますので注意してください。また、雨の多い場合は糖度上昇を目的に次の対策を実施してください。●フィガロン散布 満開後60~70日、80~90日にフィガ 7月から8月はサビダニが多発しやすい時期です。 サビダニは被害が見え始めてからの薬剤散布では手遅れになる場合が多いので、発生が見られない場合も、予防的に薬剤を散布しましょう。【中晩柑類の仕上げ摘果】 大玉果実生産と正品率向上を目的に仕上げ摘果を徹底しましょう。また、仕上げ摘果を徹底することにより、収穫作業や家庭選別作業の軽減に繋がります。 また、本年度は昨年度に引き続きしらぬひで奇形果や扁平な果実が多くなっています。大きくても正品にならないので摘果しましょう。 仕上げ摘果時の留意事項①適正葉果比(表1)②肥大基準(表2)③病害虫被害の有無 柑 橘いようでしたら一発肥料を使用した圃場においても、追肥の要否判断を行ってください。 (追肥の量につきましてはお近くの支店・センターにおたずねください。)ロン乳剤3000倍とマグミーFE 600倍を混用散布してください。干ばつ時は散布しないでください。●タイベックマルチの被覆 梅雨明け前に被覆することにより食味の良い果実生産が可能となります。全面被覆することにより効果が高まります。【みかんの荒もぎ摘果】 本年度はみかんの表年に当たり、豊作樹が多くなっています。摘果を遅らせると糖度の高いみかんが出来ますが2Sではお金になりません。豊作樹で小玉傾向の樹は7月下旬頃から内成・裾なりの摘果を開始しましょう。 園内の樹全てを同じ時期に摘果するのでは無く、着果量や果実肥大を見ながら摘果の早晩を決めてください。●春芽の発生が少なく着果の多い樹 このような樹の場合、本来は隔年結果是正のため6月下旬頃に樹幹上部摘果や枝別全摘果を実施するべきですが、未実施園では7月下旬から内成り裾成りを中心に荒モギ摘果を開始してください。摘果が遅れると2Sばかり出来てしまいます。 ●春芽の発生があり豊作の樹 このような樹は着果量が多くても肥大の良い果実もみられると思います。盆明け頃から摘果を開始してください。●着果の少ない樹 このような樹を早くから摘果すると糖度が上がらず残った果実も大きくなりすぎてしまいます。果実肥大が鈍化する夜[表2]8月1日時点で収穫時に    L以上になる果実横径品  種横径備考八  朔48mm甘  夏50mmネーブル40mmしらぬひ38mm(2L)は る み37mmは る か36mmレ モ ン34mm(年内M)[表1] 適生葉果比品  種残す果実落とす果実その他落とす果実最終葉果比ネーブル5~6枚の総状有葉果の2番果傷果、小玉果、内成り、裾成り直花果、扁平果、へそ大果80~100八  朔5~8枚の単性有葉果直花果、腰高果80~100しらぬひ5枚以上の単性有葉果へそ大果、扁平果、遅れ花100は る み極端な腰高80清  見天成り80~100は る か天成り80~100適正着果量の八朔9【農産物直売所 ええじゃん尾道 尾道店・向島店】地域の“旬”と“うまい”をお届けします。尾道店☎0848-55-9048午前9時から午後6時まで営業 向島店☎0848-20-6008午前9時から正午まで営業

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