ええJAんおのみち9月号406
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健康だより●腹部超音波検査とは お腹の上から超音波を発信する装置を当て、内臓を観察する検査です。 痛みや被爆などの心配はなく、気軽に受けられる検査です。●腹部超音波検査でわかること 肝臓、胆のう、すい臓、ひ臓、腎臓、腹部大動脈を観察します。腹部超音波検査を受けましょうJA尾道総合病院 健康管理センター TEL:0848-22-8111(代) 13:00〜●お問い合わせ先肥満・喫煙・大量飲酒は特にNG!生活習慣を見直しましょう お腹には消化・吸収・代謝に関わる臓器が集まっています。悪い生活習慣は臓器に負担がかかります。 また、肝臓には余剰な栄養がたまることで“脂肪肝”という状態になることも。脂肪がたまりすぎた細胞からは体に悪い物質が放出され、炎症が起き、全身の病気になりやすくなります。肝臓脂肪肝、肝腫瘍 など胆のう胆管拡張、結石、胆のう腫瘍 などすい臓すいのう胞、すい管拡張、すい腫瘍 などひ臓ひ腫(肝硬変、血液疾患) など腎臓腎盂・尿管拡張、多発性のう胞腎、腎腫瘍など腹部大動脈腹部大動脈瘤、動脈硬化 など精密検査の入り口として 多くの場合、超音波検査だけでは確実な診断をつけることはできませんが、体に負担のかかる検査に進むかどうかの判断につながります。 当てるだけで様々な病気の兆候がわかる『現代の聴診器』としてぜひ定期的な検査を受けましょう 脂肪肝が引き起こすのは、肝臓自体の病気より、他臓器のがん、心血管疾患の方が多いというデータがあります <JA尾道総合病院 健康管理センターで実施している腹部超音波検査>■ 当センターがご提供する人間ドック(がん、1日、2日の各コース)にはセット項目として含まれています。■ 協会けんぽ健診ではオプションです。一般健診に追加してお申し込みください。(付加健診には含まれます)■ 尾道市がん検診実施対象機関です。(尾道市に住民票のある40歳以上の方)*かかりつけ医に定期的に受診をされている方は、そちらで相談してみましょう。保険診療で受けることができる場合があります。全国に広がる尾道方式 尾道市では医師会が中心となり、2007年からすい臓がん早期発見プロジェクトを開始しています。 これは、すい臓がんのリスクのある方を対象に、かかりつけ医で積極的に腹部超音波検査などを行い、早期に専門病院へつなぐ仕組みです。 これにより、JA尾道総合病院ではすい臓がん5年生存率が20%に迫っており、全国の8.5%(地域がん登録による)を大きく上回る成果を上げています。奇跡の街としてTVで紹介されました!脂肪細胞油で膨らんだ悪悪悪悪全身の炎症動脈硬化がんなどJA尾道総合病院 保健師渡辺 倫世17【AアグリートGREAT】産地と消費者を結ぶ、JA尾道市がお届けする「農」と「食」マガジン、アグリート。各支店・営農センター・ええじゃん尾道などで最新号を無料配布しています。

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