ええJAんおのみち9月号406
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新しい剪定方法に挑戦中「毎年が勉強ですよ」 世羅を代表する果物・なし。夏の暑さで疲れた体を癒すのに、甘くて瑞々しいなしはぴったりですね。祢冝谷さんに今年の出来を聞くと、「春先に霜と寒さで花がダメージを受けて実が少なかったので、なし狩りは残念ながら中止に。でも味はいつも通りいいものができましたよ」とにっこり。8月18日から収穫が始まった「幸水」、それが終われば「豊水」と、まだまだ収穫は続きます。 昭和48年の設立から約50年。今までずっと祢冝谷さんがこだわってきたのが「土づくり」です。「ここは山を削って作ったところだから、肥沃度はゼロからのスタート。堆肥を入れて土をつくって、手ごたえを感じたのは昭和60年くらいですかね。この年に初めて(経営が)黒字になりました」 もう一つ、大事にしているのが枝の剪定です。祢冝谷さんは「以前、剪定作業は12月の半ばから始めるのが常識でした。でもうちのような規模の大きいところ(38ヘクタール)は、3月いっぱいで終わらせたいのにそれでは間に合わない。だから3年ほど実験して、スタートの時期を11月初めに早めました。今ではこれがスタンダードになっています」と話します。 剪定は次の年においしいなしをつくるための大切な作業です。現在、同農園では「新しい剪定方法にチャレンジ中」とのこと。少しでもいいなしをつくりたい、作業効率を上げたいという前向きな気持ちを持ち続ける祢冝谷さんは、「毎年が勉強ですよ」と優しくほほ笑みます。新しい選果システムも導入さらに喜ばれるなしをお届け 選果場は整理整頓が行き届いており、清潔感いっぱい。今年から導入した、なしを傷めることなく選別できる「イタマーズ式選果機」が静かに稼働していました。 20代から70代まで約100人のスタッフを引っ張る祢冝谷さん。「これからも小さい樹を大事に育てて、年間500トンの生産力を維持していきたい。おいしいなしをつくってお客さまに喜んでもらいたいですね」と力強く話されました。同農園では約15種類のなしを栽培しています。8月の半ばから収穫が始まった「幸水」は、瑞々しくて果肉が柔らかく、糖度も高いのが特長。また甘さに加えて爽やかな酸味の「豊水」も人気です。食べ比べてみるのも楽しいですね。AGREADERこだわりの「なし」今年から新しく導入した「イタマーズ式選果機」。「従来だと、なしがライン上を転がりながら落ちてきて傷んでしまうことがありました。イタマーズなら選果時の落差がないので、なしを傷めずに出荷することができます」と祢冝谷さん。チェーンを使わない安全設計や機械音の少なさも働く人にとってはうれしいポイントです。ここに注目3【組合員のみなさまへ】組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。

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