ええJAんおのみち11月号408
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家庭菜園【野菜の生理障害】●白菜の生理障害・カルシウム欠乏症●大根の生理障害・ホウ素欠乏・空洞症・岐根(きこん)ス入り●ジャガイモの生理障害・空洞症・緑化●葉物野菜が結球しない【野菜の保存方法】・白菜の保存・サツマイモの保存方法・ダイコンの保存朝晩の寒さが厳しくなってきました。今月から秋冬野菜の収穫時期となります。実りの秋を楽しみましょう。綺麗で形の良い野菜が収穫できるに越したことはありませんが、中には異常が発生したものもあると思います。各野菜の代表的な生理障害を紹介いたしますので参考にしてください。心葉の先端が褐変し外観を損ねる症状。外葉、内葉のどちらにも発生する。主な原因は石灰不足や窒素過多。また生育初期の乾燥も症状の発生を助長する。内部が変色し外観を損ねる。大根は白いため症状が目立つ。pHの高い土壌や乾燥によって発生が助長される。内部に空間や、軟弱な部分が生じる。取り遅れや肥大期の水分不足などによって引き起こされる。根菜類の根が分かれる症状。生育中に根の生長点が害虫や未熟堆肥などの影響によって損傷すると発生する。内部が空洞化し褐変する、塊茎の急激な肥大により引き起こされる。高温や水分供給が極端な場合に起こりやすい。表面が緑色に変色し食味が落ちる。塊茎に日光が当たることによって引き起こされる。※生理障害によって変質した部分を取り除けば食べることは可能です。キャベツや白菜は平均気温が15℃前後になった頃から結球を開始する。それまでに十分な葉数が確保できなかった場合結球不良となる。ブロッコリーやカリフラワーにおける花蕾の生育不良で誘発されるので、これらの野菜を栽培する際は適期に定植を行い生育が遅れないように注意します。ボトニングも同じ原因沢山の野菜が収穫できるのは喜ばしいことですが一度に食べ切れない事も多々あると思います。適切な保存を行い無駄なく利用しましょう。 1度に収穫するのではなく、必要な分だけを収穫していきます。霜が降りる前に外葉ごと上部を麻ひもなどで縛って防寒対策を行います。収穫後、3日ほど日光に当てて乾燥させます。その後、表面の土を軽く払って一本ずつ新聞紙で包み段ボールの中で保存します。保存適温は15~10℃です。取り遅れは空洞症を引き起こすので長い間畑に留めておくのも問題があります。葉の付け根から切り飛ばせば生育が止まるので、畑での保存も可能ですが長くは持ちません。沢山とれた場合は漬物や干し大根などにすれば無駄がありません。※冬の寒さと乾燥を利用して様々な野菜が干し野菜として利用できます。葉物野菜は水分含量が多く、完全に乾燥させるのが難しいので大振りに切って半干し状態で利用するのがおススメです。生の状態とは違った食感と風味が楽しめます。また、干し野菜は生のものよりも火の通りが早く、味もよく染み込みます。※写真は全てルーラル電子図書館より引用。【農産物直売所 ええじゃん尾道 尾道店・向島店】地域の“旬”と“うまい”をお届けします。尾道店☎0848-55-9048午前9時から午後6時まで営業 向島店☎0848-20-6008午前9時から正午まで営業     ()  ()       9

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