果梗枝●八朔●しらぬひ●はるみ●はるか【土作り】【間伐】【せん定】【放任園伐採】1,000㎏とします。貯蔵中は、1日1回を基本に外気温が貯蔵適温に近い時間帯に換気を行います。また、貯蔵庫が乾燥する場合は、打ち水や濡れムシロを敷き湿度を保ちます。乾燥しやすい場所では有孔ポリによる貯蔵も効果的です。八朔は雑な取り扱いでヤケが発生しやすくなるので注意しましょう。また、貯蔵中に乾燥又は高温(10℃で発生、15℃で多発)でヤケ果が発生しますので注意しましょう。収穫時はデコチョン(果実類採果鋏)を使用しハサミ傷をつけないよう注意しましょう。また、果梗枝の付け根で切取り収穫しましょう。また、雑な果実の取り扱いは油胞の黒変症状につながります。収穫カゴからコンテナへ移す際は手移ししましょう。貯蔵は表1のように出荷時期や果実内容でかえる様にしてください。はるみは腐敗果が発生すると、汁が垂れ腐敗が伝染しやすい性質があります。腐敗果点検を細目に実施しましょう。採収は1月下旬からで完着・糖度12度以上が基本です。寒波被害の恐れがある場合は採収を早めてください。収穫後は2L以上とL以下に仕分け、軒下の温暖で通気の良い場所で7%程度の予措を実施してください。予措が不十分だと出荷時にス上がり(粒化症)が発生し商品性が無くなります。予措終了後は新聞紙囲い又はもぎたてパックを使用し常温貯蔵してください。土壌の適正管理はそのまま園地の収量に影響します。基本管理を徹底しましょう。石灰質資材は毎年10a当たり100㎏を投入しましょう。苦土欠乏園では、緩効性のニューエコマグかスーパーマグを別途施用する必要があります。堆肥は1樹1袋を目標に投入しましょう。樹勢衰弱し葉数が減ってきた樹では、樹冠下に真砂土を2㎝程度客土しましょう。作業性・果実品質向上目的で間伐を実施しましょう。列を通して間伐すると作業性が格段に向上します。密植園では年々収量と正品率が落ちてくるので改善しましょう。作業性の向上や着花量調整のためせん定を実施します。せん定後に寒波に遭遇すると枝の枯こみが激しくなるので、寒さの心配がなくなる頃から開始しましょう。放任する前に借り手がいないか農業委員会に相談しましょう。相談の結果、借り手も無く放任せざる得ない場合は、近隣の園地に病虫害や鳥獣害が及ばないよう、樹の伐採や除草管理等をしてください。【営農相談】農業に関することなら専門的なことから家庭菜園まで、お気軽にご相談ください。JAは、新たに農業を始められる方も支援しています。(東尾道営農センター)☎0848-56-1231 (尾道北営農センター)☎0848-29-9611 (御調営農センター)☎0848-76-2242 (向島営農センター)☎0848-44-2106 7時期① 『サンテ』・『3重袋』をした果実果実は防寒資材をしたまま常温で保管する。出荷7日前に取り出し果梗枝を切り返し、軽く自然予措し選別する。② 裸の果実葉を切り取り自然予措後、妻面をあけ新聞紙囲いで貯蔵する。2月出荷3月上旬~中旬『サンテ』・『3重袋』から出して、自然予措で3%(約2週間程度)後、妻面をあけ新聞紙囲いで貯蔵する。3月下旬以降収穫後、減酸促進のため有孔ポリ個装する。貯蔵方法❶点線場所で切り取る❷次に葉を2~3 枚つけ、切る。 園地ではハサミ傷 がつきやすいため 葉は家で切る。苦土欠乏有孔ポリは微細な穴がありているので、過湿になりにくい乾燥しやすい貯蔵庫は新聞紙より湿度を保ちやすいしらぬひ収穫の仕方【表1】貯蔵方法
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