ええJAんおのみち1月号410
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落葉果樹家庭菜園【せん定】【間伐】【園内清掃】【ハウス栽培】【露地栽培】【改植】●排水対策●中耕 ●園内清掃【家庭菜園でおススメの野菜】・ミニトマトぶどうももいちじく主枝と亜主枝をしっかりと認識して、樹勢のバランスを見ながら、日当たりと作業性を考慮して、せん定を行ってください。植栽間隔が狭く込み合った園では、必ず間伐を行い園内に日光が差し込むようにしましょう。春夏にかけて枝が成長し、葉が茂った状態をイメージしながら作業を進めましょう。落葉や残果、せん定枝は、病害虫の越冬場所になり、発生源となります。園外に持ち出し処分しましょう。病害虫の発生が見られた園地では、特に注意が必要です。被覆から加温開始までの期間が短いと、地温が十分に上がらず、根からの吸水が不十分となり発芽の不揃いや、新梢の初期生育不良が起こりやすくなるため、無加温期間を10~20日間は取りましょう。被覆から萌芽までの期間は多くの水分を必要とします。被覆直後にたっぷり(40㎜以上)灌水を行ってください。その後は定期的に20㎜程度の灌水を行い、ハウス内を湿度90%以上に保つようにしましょう。また、芽の乾燥防止のために枝散水を行うのもよいでしょう。2月上旬頃をめどに発芽率向上の対策として、CX-10または、メリット青などの処理を行いましょう。樹勢が弱った樹、高品質品種への更新の際は、改植を行います。ただし、同じ場所で栽培を繰り返すと、『いや地』と呼ばれる連作障害が発生し、樹が衰弱することがあります。改植する場合には、・土壌中に残っている根をできる限り除去する・客土する・前の樹の植え跡からずらして植えるなどの対策を行います。整枝・せん定を行いましょう。樹勢の強い樹では間引きせん定を、樹勢の弱い樹では切り返しせん定を主体に行いましょう。さらに、誘引等で整枝を行い、樹づくりに努めましょう。水はけの悪い園地では、溝切りの実施や明渠等を設け、排水対策を行いましょう。水田転換園は特に注意してください。2ヵ月以上にも及ぶ収穫作業により、土壌が踏み固められています。いちじくの根は土壌の表層に多いので、中耕を行い土壌環境の改善につとめましょう。しかし、株元は細根が多いため、中耕しすぎると断根により樹勢が落ちてしまう恐れがあるため、控えましょう。せん定枝や葉・残果等は、病害虫の発生源となりますので、かき集めて園外に持ち出し処分しましょう。明けましておめでとうございます。今年の家庭菜園を成功させるためにも、今から計画をたてていきましょう。野菜づくりは、楽しく続けることが何より大切です。まずは自分が育てたいと思う野菜を、自由にリストアップしてください。次にリストアップした野菜の栽培に適した時期や、野菜の特徴について調べましょう。栽培時期や特徴は、種の袋や苗札に書かれているので確認してみてください。野菜は栽培時期で「春から夏にかけてスタートする野菜」「秋から冬にかけてスタートする野菜」「春から秋にかけていつでもスタートできる野菜」に分けることができます。例えばトマトは苗を春の4月中旬から5月初旬に植え付けて、7月から8月頃に収穫します。キャベツは秋の9月中旬までに植え付けて、11月から12月頃に収穫します。つまりトマトは「春から夏に栽培する野菜」で、キャベツは「秋から冬に栽培する野菜」となり、栽培時期が重ならないため同じ場所で順番に効率よく育てることができます。ちなみにコマツナやラディッシュなどは真冬以外は栽培できる「春から秋にかけていつでもスタートできる野菜」であることに加え、早ければ1ヵ月ほどの短期間で収穫できるので、空いているスペース・期間があればその間に育てることができます。栽培スペースと育てたい野菜の栽培時期を照らし合わせ、無理なく育てられる計画を立てましょう。●春から夏に栽培する野菜ミニトマトの苗は4月中旬から5月初旬に植え付けます。収穫期は7月から8月頃です。大玉のものより栽培しやすく、【JAミックス・ベジタブル】FMおのみち79.4MHzにて、毎週金曜日午前10時半からJA尾道市管内の旬な情報をお届けしています。                       8

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