ええJAんおのみち2月号411
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落葉果樹【せん定】【防除】●ハダニの防除発園で冬マシンが出来なかった園地ではアプロードフロアブル1,000倍を混用散布しましょう。散布時は発芽促進目●かいよう病防除●クワゴマダラヒトリ(毛虫)●除草【春肥の施用】●灌水【共通管理・水分管理】せん定は作業性や品質の向上目的で行いますが、理解度が深まると着花のコントロールも出来るようになります。樹を見て結果母枝が多い樹は花が多く、果梗枝が多い場合は不作傾向になります。花が多いと予想される場合は切り返しせん定で新梢の発生を促します。不作傾向の場合は間引きせん定中心に実施します。せん定は暖かい園地から始めてください。せん定の順番はネーブルや豊作が予想されるみかんから取り掛かりましょう。せん定による除葉率は中晩柑で2割までが基本です。横縦のバランスは横10とすると縦6になるようにしましょう。みかんは横枝を長めに(手でさわって下がる程度)取ると糖度の高い、美味しい果実ができます。本年度は不作年に当たる園地が多いと思われます。不作が予想される場合は、花が確認できる4月下旬ころからせん定しましょう。中晩柑類は横枝を固め(手でさわって下がらない程度)にすると大きな果実を作ることができます。ただし、八朔で横枝を縮め過ぎると果実のキメが荒くなるので注意してください。ノコを使い大きい枝から抜いていくことがせん定のスピードアップに繋がります。また、樹高の高い樹は作業性の向上のため樹高短縮を実施しましょう。冬マシン油をしてない園地では高度精製マシン油乳剤80倍を散布しハダニの初期発生を抑えましょう。カイガラムシ多的で尿素300倍を混用しましょう。レモンなどかいよう病のつきやすい品種はICボルド66Dを必ず散布しましょう。マシン油と14日程度あける必要がありますので計画的に散布しましょう。多発園は新芽や花を食害されるので防除が必要です。地温の上昇と春肥の吸収率を高めるため実施しましょう。毛虫が下草へ付いている園地では、毛虫を駆除してから除草しましょう。春肥は春芽の充実や緑化促進など初期成育に必要な肥料です。予想収量に応じ適量施肥を心掛けましょう。苗木は降雨が無い場合適宜灌水しましょう。また、レモン園では3月の乾燥は不完全花の発生を助長するので、降雨が無い場合は灌水を実施しましょう。落葉果樹の根は、発芽の1ヶ月前ごろより伸長を始め、発芽・展葉・開花にそなえます。この時期の灌水は、・肥料の分解、吸収を促進。尾道店☎0848-55-9048午前9時から午後6時まで営業 向島店☎0848-20-6008午前9時から正午まで営業                9【農産物直売所 ええじゃん尾道 尾道店・向島店】地域の“旬”と“うまい”をお届けします。図1 間引きをするじゃま枝横:縦=10:6みかんの花が着く枝:結果母枝(前年発生した春枝)開心自然形モデル樹(写真は八朔)作業性を高めるため樹高を〇の部分(第一亜主枝)に果実を多く着果させる。お勧めせん定ノコ大地せん定で一番に切る枝は①強い返り枝!①強い返り枝を切ると、薬剤がかかりやすくなります。果梗枝:本年新梢(来年の結果母枝)が発生する場所

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