ええJAんおのみち4月号413
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まだ春浅い3月の終わり、冬の間に          3剪定を終えたぶどうの樹は静かに芽吹きの季節を待っていました。「たかとう農園」の髙藤公臣さんは令和元年に就農したばかり。元々公務員をしていたという髙藤さんが農業を志したのは、子どもの頃のある体験がきっかけでした。「子どもの頃に住んでいた北海道でさくらんぼ狩りに行ったことがあって、そのときから何となくですが『果物を作ってみたい』という意識はずっとありました。実際に農業をやろうと考えたとき、ネットなどでいろいろと調べて、おいしくて食べやすいぶどうを作ってみようと思いました」世羅町内の農園で2年間学び独立、現在は3か所の畑(70アール)で生食用のピオーネとシャインマスカット、ワイン用のヤマソービニオンを栽培しています。髙藤さんは「基本は1人で作業しています。忙しい時期は時間管理が大変ですが、自分の手で何かを作ること自体はすごく面白いですね。ちゃんとぶどうがなっているのを見ると楽しいです」と笑います。髙藤さんの名刺には、こんな文言が書かれています。「NoTeni kNoLife」。これは天気が農業には深く関わっている「天気なくして農業なし」という意味が一つ。同時に「能天気な農ライフ」を目指したいという髙藤さんの思いも込められています。「将来は一戸建てに住んでぶどうを直売したり、何か作って売ったり。友達も呼んで楽しい農ライフが送れたらいいなと思っています」今はまだ収量も少なく「考えながらやっている最中です」と話す髙藤さんですが、「これからは違う品種も増やしていきたい」と意欲的です。世羅の豊かな大地で試行錯誤しながら、子どもの頃からの夢を叶えた髙藤さん。髙藤さんの考える「NoTeni k実現できることを祈っています。NoLife」が「NoTenki令和元年に就農、世羅郡世羅町で「たかとう農園」を営む髙藤公臣さん。東広島市出身で公務員として働いていた髙藤さんがなぜ農業を始めようと思ったのか?「果物を作りたい」子どもの頃の夢を叶えるお話を伺いました。農業のテーマはNoLife」おいしいぶどうを作るために大事なのが剪定。髙藤さんは枝に芽を1つか2つ残して切り落とす「短梢(たんしょう)剪定」をしています。意外と枝が太いので、ハサミで切るのも力が要りそう。どこに芽があるのか見つけるのも素人には難しい!組合員のみなさまへ組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。ここに注目!

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