6 月【中干し】【中干し後】【雑草防除】水稲☎☎☎☎☎☎☎☎気象庁の3カ月予報によると、6月は平年に比べ気温は高め、降水量は多めで推移し、7月前半は平年と同様に曇りや雨の日が多くなる見込みです。7月になると、早生品種は中干し時期となりますので、有効分けつによる茎数確保ができたら、中干しを行いましょう。中干しの効果は『倒伏防止』、『根の健全な育成』、『無効分けつの抑制』等があります。表1を参考に、1㎡当たりの茎数350本を確保できたら、実施してください。中干しの期間は、ほ場条件、天候等によって異なりますが、7~10日間程度実施し、田面に少しヒビが入る程度まで、行いましょう。なお、中干しは後半の生育に影響する場合があるので、調整肥として、「ケイ酸カリ」「マルチサポート2号」「マグホス」等の資材を中干しに入る前に施用することをお勧めします。また、この時期の高温多照によって分 () 5よって品質低下を招くことがあります。けつが過剰となり、穂数及び籾数過剰にその場合は中干し時期を早めることによって、分けつの過剰発生を抑えます。※恋の予感は、水分ストレスの影響を受けやすいと考えられます。強い中干しや過度の中干しは根を痛め、減収の原因となる恐れがありますので、中干し期間の短縮もしくは間断灌漑による水管理を行いましょう。また、日数計算での中干しスタートでなく1株あたりの本数から中干しを行うように心がけましょう。中干し後は、いきなり圃場に水を入れっ放しにすると、根腐れを発生させる心配がありますので、かけ流しや浅水状態で管理し、間断灌漑を行い、根を水に慣れさせるようにしてください。中干しができない圃場は、できるだけ浅水にして、絶えず水を動かすような管理を、穂ばらみ期まで行ってください。幼穂形成期~出穂期には水が最も必要な時期です。籾数の維持に努めましょう。また、幼穂形成期出穂の25日前の葉色を確認しましょう。薄いようでしたら一発肥料を使用した圃場においても、追肥の要否判断を行ってください。イネは雑草の影響や害を長期にわたって受けます。水管理や除草剤の適期使用により、雑草の発生を抑制しましょう。◆ノビエ野生品種のヒエを総称して「ノビエ」と呼びます。出穂までの形態が水稲と良く似ており、稲との見分けがつきにくい雑草のひとつです。茎数・穂数を減少させたり登熟歩合を低下させ、収量や品質の低下を引き起こします。昨年多発した圃場では、種が多く残っている可能性が高いため、初期剤・一発剤を散布した圃場でも発生が確認され次第、速やかに中後期剤等を利用し、大きくなる前に防除しましょう。(稲作ごよみ参照)◆クサネム一年草であるが、大型の草となります。種子により繁殖し、田の畦畔、水田内に発生します。収穫時には種子の混入を避け、次年度以降の繁殖源を残さないようにしてください。そのためには、種子が形成、落下する前に刈り取るなどして、除去しましょう。多発生した場合は、ノミニー液剤の適期防除が効果的です。万一、混入してしまった場合は色選機で除去しましょう。◆コナギ種子繁殖する広葉一年生雑草で、水田内に発生します。 窒素吸収が旺盛で、種子には嫌酸素性があり、他の雑草とは異なり、無酸素状態(同じ水を溜め続け、土壌の酸素が不足した状態)になると発芽しやすくなります。水の入替を行い、土壌に酸素を供給すると共に、一発剤や、中後期剤等利用し、防除にあたりましょう。JAカードを紛失されたら11株当たりの分けつ茎数の目安植付間隔幅30㎝×条間18㎝幅30㎝×条間24㎝幅30㎝×条間30㎝20本25本30本直ちにご連絡ください。盗難、紛失専用ダイヤル 0120-159674(24時間受付、年中無休)表1東尾道営農センター尾道北営農センター御調営農センター 向島営農センター因島営農センター世羅営農センター甲山営農センター世羅西営農センター 0848-56-12310848-29-96110848-76-22420848-44-21060845-25-61610847-22-11730847-25-50350847-37-7100
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